旅の途上で

私の旅の記録です

2024年GW ①/⑥(飛騨の高山と古川のまちを散策)

この2024年のGWは東北・北陸地方日本海にある島々を巡ることにしていた。北から山形県の飛島、新潟県の粟島と佐渡島、石川県の舳倉島(へぐらじま)である。一通りざっくりと行程を決めて、宿をおさえていた。今回は飛行機もレンタカーの予約も不要で、交通手段は鉄道と船である。あとは、連休で混雑することが予想されるので、フェリーの予約を発売開始日頃にしようと考えていた。計画を立て始めたのは半年ほど前の11月である。最近はなかなか宿の予約が取れないこともあり、旅行の計画は早ければ早い方が良い。宿泊先が無いと困るので、先ずは一度宿などをおさえてから、その後他に良い宿が無いかなどを調べれば良いと思っている(とは言え、そのまま何もしない場合が多い)。

自分の旅行計画では、飛行機、宿、レンタカー、切符だけはおさえて、初めて行く場所でもあまり事前勉強はせず、行ってからのお楽しみというスタイルが基本になっている。たまに、事前に調べておけばよかったと思うこともあるが、現地に行って初めて知ったという時の感動の方が大きい。

その後、2024年元旦に発生した能登半島地震により舳倉島への訪問は断念することになった。前日泊に予定していた輪島の宿と、舳倉島訪問後の宿泊を予定していた金沢の宿をキャンセルした。

当初計画していた舳倉島訪問以降の富山からの行程はそのままにしたため、大阪から富山へは高山本線経由に変更し、途中の高山と、古川のまちに立ち寄ってから富山に宿泊することにした。

今回の旅行は9泊10日となった。いつものことだが、写真を多く残しておきたいので、次の6回に分けて記録しておくことにする。

①「飛騨の高山と古川のまちを散策」

大阪から特急「ひだ」で高山へ。高山での滞在時間は短かったが、目的のみたらし団子の食べ歩きと、たまりせんべいのお店の状況を確認。その後、古川のまちへ移動して散策。その後は再び高山本線で富山へ移動。富山駅近くのホテルに連泊(富山市内に2泊)。この移動初日の様子を記載。

②「富山のJR城端線氷見線

富山市内に2泊したので、その間の一日の出来事を記載。昭和に製造されたキハ40系(キハ40形、キハ47形)の気動車が残るJR西日本のローカル線に乗車。このエリアは北陸新幹線開業により、並行在来線(北陸本線)が第三セクター化されているが、城端(じょうはな)線と氷見線(と、今回は乗らないが能登半島七尾線)はJRの路線として残っている。氷見線は何度も乗車しているが、城端線は確か2回目の乗車。今回は時間もあったので、終着駅のある城端のまちも散策した。

③「富山から山形の酒田へ」

富山から酒田へ移動した日のこと。第三セクターの鉄道(あいの風とやま鉄道、えちごトキめき鉄道(日本海ひすいライン))やJR信越本線、JR羽越本線を乗り継いで、酒田に到着。ホテルにチェックイン後、市内を少し散策した日のことを記載(酒田に2泊)。

④「山形県の飛島へ」

朝から酒田港へ行き、フェリーで飛島へ。曇天だが雨はかろうじて降らず。初めて訪れた小さな島を徒歩で巡った日の出来事を記載。翌日は村上へ移動(村上で1泊)。

⑤「新潟県の粟島へ」

村上市の岩船港から初めての粟島へ。天気は最高に良かった。レンタサイクルで巡った島。アップダウンが大きく、これってレンタサイクルで周るところではないよなと思いながら、島の北側2/3ほどのエリアを巡ったときのことを記載。その後は新潟へ移動(新潟市内に1泊)。

⑥「新潟県佐渡島へ」

沖縄本島の2/3ほどの面積もある大きな島。レンタカーで一周した。こんなに有名な大きな島ではあるが、初めての訪問。長い間、訪問してないことを気にしていたが、やっと実現することができた。佐渡島を離れ、新潟から東京経由で大阪へ戻るまでを記載(佐渡島2泊、新潟市内1泊)。

 

今回は、このうちの①「飛騨の高山と古川のまちを散策について」の記録を残しておく。

当初は大阪から福井、石川を通って山形まで北上する予定だったが、金沢へ宿泊することも無くなったので、大きくルートを変更し、大阪から東海道線高山本線経由で富山に入ることにした。途中、高山駅と飛騨古川駅で途中下車をし、まちを散策した。

高山での目的は2つ。みたらしだんごの食べ歩き。それと、大好きなたまりせんべいのメーカであった三駒屋が無くなったことは知っていたが、本当にそうなのかを確かめることとした。飛騨古川は初めて訪れるまちで、いつかは訪れたいと思っていたので、今回併せて訪れるようにした。

高山は駅舎が新しくなっていたので驚いた。短時間の滞在時間だったが、結果的にみたらしだんご屋さん7件の食べ比べとなった。どこも甲乙付け難い食感と味であったが、強いて言えば、昔からある陣屋前の「陣屋だんご店」と鍛治橋近くの「二四三屋」が美味かったかも知れない。たまりせんべいで有名だった三駒屋のお店は2店舗知っていたが、そのうちの一ヶ所について、確かこのあたりと思って探したが無くなっていた気がした。代わりに、割と多くの土産屋で売られていたのが谷清製菓というメーカーのたまりせんべいと塩せんべいだった(それ以外にも寿屋などもあり)。このメーカーのせんべいを食べたところ、味は三駒屋に近いが、食感は少し固い感じがした。しかし自分が求めている素朴な美味さであることには変わりは無かったので、かさばるが3つも買ってその後も食べながら旅行していた。

飛騨古川も静かで美しいまちだった。古川祭の時が良いが、なかなか日程が合わなければ、ごく普通の日でも良い。是非またいつの日かこのまちを訪れたい。

その日の出来事を写真でも残しておく。

大阪から特急「ひだ」で高山へ。昔は同じ区間を走っていた急行「たかやま」に乗って何度か高山に訪れたものである。高山駅に近づくころであるが、まだ桜が美しく咲いていた

駅が新しくなっていた。以前の駅舎が良かったが・・・

先ず、1件目のお店のみたらしだんご。高山のみたらしだんごは、どこのお店も甘くなく、しょうゆ味になる

高山陣屋近くのみたらしだんご屋さん

宮川にかかる中橋

宮川(中橋から)

旧高山町役場(高山市政記念館)

上二之町。小雨が降ってきたので、しばらく軒下で雨宿り

たまりせんべいと塩せんべい

上三之町

鍛治橋近くのみたらしだんご屋さん

高山駅に戻る。駅のロッカーに荷物を預けて動いていたが、傘まで預けてしまっていた。途中少し小雨が降っていた時は、古いまちなみにある家の軒下で雨宿りをしていたので、少し時間のロスがあった

高山発14:20、飛騨古川行き普通列車

飛騨古川駅に到着。良い感じの駅舎である。先ずは地図でまち全体を俯瞰

駅から少し歩いたところにある匠というお店。閉店近かったこともあり、お店に入った時は自分一人だった。飛騨牛冷やしそばは美味かった

飛騨古川まつり会館。館内の映像が素晴らしかった。どこにでもまちを紹介するビデオなどがあるが、ドローンを使った撮影による臨場感ある美しい映像だった

渡辺酒造。世界酒蔵ランキング1位らしい。「蓬莱」は「ANAのファーストクラスの採用酒」という言葉につられたこともあるが、宿で飲むための酒として購入した。この日の夜は富山の居酒屋で酒を飲み、翌日は高岡の居酒屋で酒を飲み、その次の日は酒田の居酒屋でも山形のお酒が安価で飲めたので、結局酒田2日目の宿まで飲めることは無かった

もう1件酒蔵がある。蒲酒造場。「白真弓」と「やんちゃ酒」が看板商品のようだが、小瓶の「やんちゃ酒」を購入

飛騨古川のまちの様子。人が写らないように撮影したのではなく、夕方だったからか殆ど人がいなかった。むしろ外国人を何人か見たぐらいだった

飛騨古川から富山へは特急ひだに乗車

さきほどの蒲酒造場で購入した日本酒

富山駅に到着

チェックインする前に少し魚屋さんに立寄ってみた。ホタルイカが旬の季節なので種類が多い。この後に行った居酒屋では、ホタルイカは終わる方向だと言われていたが・・・

チェックイン後の食事の店を探し歩いたが、どこも満席。居酒屋が連なるエリアからは少し離れたところに素敵なお店を見つけた。この時期はホタルイカ、それに白えびも美味い。カウンターに座っていたが、隣り合わせた翌日春スキーで立山に行くという2人の女性との話も楽しかった。この後も旅行先で出会う人たち、昔と違い連絡先の交換は行っていないので、本当に一期一会。これが素晴らしい

 

つづく