旅の途上で

私の旅の記録です

和歌山県湯浅町へ

和歌山県湯浅町に日帰り訪問した。湯浅と言えば醤油のまちとして知られている。大阪から近距離であるにも関わらず、これまでなかなか機会を作ってこなかったが、いつかは再訪したいと思っていたまちである。

この湯浅は自分にとって思い出のまちでもある。湯浅には海釣りの漁船を出してくれる旅館が有るが、小学生の低学年の頃、父親に連れられて2度ほど?宿泊した旅館があった。時を経て、その旅館を訪ねてみたかったのだが、湯浅町のどこにあるかわからない。低学年の子供の頃は、さすがに自分の行き先やルートを地図で確認することはなかった。

ということで、今回は湯浅の古い町並(伝統的建造物群保存地区)を散策してから、その旅館探しをすることにした。遠い記憶では、旅館のそばに小川か運河があった。それを頼りにGoogleマップでそういう場所がどこにありそうか探し、この辺りではないかという場所があったので、行ってみることにした。

なんと、雰囲気的に確かにここではないかという場所にたどり着き、探していた旅館もすぐに見つかった。まだ残っていた。確かにこの旅館のはずだ。廃業してはなりの年数が経っているのだろう。全く手つかずの廃墟として残っていた。この旅館、間口は狭いが奥に長くて、そこそこ大きな旅館だった記憶があったが、今回改めて確認すると、やはりそんな感じだった。

とても満足して、湯浅のまちをあとにした。

その後、もう一ヶ所、以前から訪れたいと思っていたところへも立ち寄った。湯浅から約35キロ走ったところにある「あらぎ島」というところである。

この後、大阪へは山道を走って戻る予定であったが、これからかなりひどい大雨が降ることがわかっていたので、また35キロほど同じ道を戻って、湯浅御坊道路の有田ICからまっすぐ大阪へ戻った。

同じ道を35キロも戻るのはすごくもったいない気がしたが、その方が無難だろうと考えた。案の定、ワイパーを高速で動かしても役に立たないほどの大雨がしばらく続いた。その小さな日帰り旅行の記録を残しておく。

[2024年6月22日(土)]