前回に続き、今回は【東北編】として記録しておきたい。
(5日目)
新千歳から青森への飛行機による移動は初めてである。しかも青森空港は羽田からのANA機が就航していないので青森空港に行くのも初めてである。
新千歳上空は厚い雲に覆われ、期待していた函館上空にも雲がかかっていた。少しだけウトウトしかけたが、青森空港に近づく頃、上空からの美しい雪の青森市街地を見渡すことができた。
青森空港でレンタカーを借り、すっかり暗くなった八甲田方面の真っ暗な山道を走り目的の温泉宿に着いた。雪が少なく、路面の積雪は殆ど無かった。
その夜、雪が降った。朝の宿からの出発時、車には10センチを越える雪が積もっていた。車の雪かき後に出発。
青森市街地では、ようやく雪が本格的に降ってきたようである。今回は珍しく早く年賀状を出していたが、その後に書いた一部の年賀状を出すために青森中央郵便局に行った。それから新青森駅へ行きレンタカーを返却。駅前にレンタカー屋さんが、集まっている一角がある。
時間があったので、新青森駅から青森駅まで電車で往復した。この区間は特急の自由席限り、青森までの乗車券だけで乗ることが出来る。
青森駅には多くの思い出がある。
久しぶりの青森駅、駅構内の跨線橋にあった特徴ある売店はなくなっている。青森駅は青函連絡船が無くなり、東北新幹線は新青森駅が開業し、併せて大動脈路線の東北本線の一部が青い森鉄道などに変わるなど、随分変化があって寂しくなってきている。
新青森発12:39の「はやぶさ20」に乗って盛岡へ(盛岡着13:44) 。盛岡駅では、宿のある雫石駅に行くために在来線の田沢湖線に乗り換える。盛岡発14:22大曲行きの普通列車に乗った。
この田沢湖線は、線路幅に特徴がある。新幹線のこまち号が走るために、JRの在来線の狭軌と違い幅が広い標準軌である。在来線の普通電車の台車も線路幅に合わせて変更されている。
途中の小岩井駅では少し停車。上りのこまち号との交換(行き違い停車)である。
今夜の宿の最寄り駅の雫石に到着した。頼んでおいた宿から車に乗り込んだ。
(7日目)
雫石から仙台方面へ移動する。宿から雫石駅まで送ってもらった。雫石駅では、上りと下りのこまち号を同時に見ることができてラッキーだった。写真撮影に熱中して盛岡行き電車に乗り損なうところだった。
盛岡駅では、発車時刻までは中途半端な待ち時間であり、駅に留まるしかない。駅構内に福田パンのお店があった。ここは以前、盛岡にある支店の営業から有名なパン屋さんだと教えてもらったことを思いだした。それで、パン(こっぺぱん)を2つ買ってみた。ひとつは一番人気のあんバターと、美味そうに思えた渋川くりあんである。多くのお客さんからひっきりなしにパンを買っていく。早い段階で売り切れるのだろう。
盛岡発12:50「はやぶさ・こまち18」にて仙台へ移動した。この夜は福島県の温泉宿だったが、レンタカーは仙台で借りて移動した。
(9日目)
宿の最寄りの新幹線駅は福島駅だが、レンタカーは乗り捨てにしていないので仙台駅に戻らねばならない。時間はあったので、真っ直ぐに戻らず、福島県の浜通りの相馬市経由で仙台に戻ることにした。浜通りは殆ど行ったことが無い。この辺りも初めて訪問となった。
相馬駅に立ち寄り、相馬市鎮魂祈念館に入ったあと、高速道路を乗り継ぎ仙台駅方面に向かった。仙台駅近くでレンタカーを返却し、駅構内のお店で牛タンを食べた。
仙台発16:44「やまびこ150」東京行きの新幹線に乗り込んだ。
[2019年12月27日(金)~2020年1月4日(土)に訪問]