祝！北陸新幹線敦賀延伸開業

今回開業した新幹線も一番列車に乗ることができた。一番の考え方はひとそれぞれであるが、自分としては金沢発6:00の敦賀行きを一番列車とした。金沢→敦賀、敦賀→金沢、東京→敦賀、敦賀→東京など一番列車の考え方は人それぞれだが、いずれも、瞬時に完売されてしまう。

これまでの新幹線開業時にも一番列車に乗ってきた。東北新幹線の八戸～新青森延伸(2010/12/4)は2番列車だったが、その後は、九州新幹線の博多～鹿児島中央(正確には博多～新八代延伸)(2011/3/12)、北陸新幹線の長野～金沢延伸(2015/3/14)、北海道新幹線の新青森～新函館北斗延伸(2016/3/26)、西九州新幹線の武雄～長崎(2022/9/23)も一番列車に乗ってきた。全て、一か月前の10時発売の切符を運良く取れてきている。

今回、金沢→敦賀の新幹線の指定席特急券を取れて安心していたが、それに乗るための大阪→金沢までの切符が最後まで取れなかった。前日夕方のサンダーバードで金沢まで行くつもりだったが、この前日の金曜は夕方から会社の正式な送別会を主旨とした飲み会があったが、そのことを思い出すのに数日たっていた。そのことに気づき、送別会が終わってから飛び乗れる最終の大阪発20:54の金沢行き「サンダーバード49号」の切符を取る必要があり、毎日のようにみどりの窓口に通ったが結局取れなかった。(米原発の最終「しらさぎ」も同じようにキャンセル待ちしたが駄目だった)。翌日から新幹線開業に伴い敦賀どまりとなるため、最終の金沢行きのサンダーバードの切符を獲得するための競争率は高い。最終の結局、この最終のサンダーバードの切符を取ることができず、自由席のデッキに立っていくことを覚悟することになった。

当日は大阪駅の自由席車両のホームに並ぶことになった。自由席以外の車両の空いていそうなデッキに乗ることを考えていたが、アナウンスで自由席の方は自由席車両に乗ってくださいと言われていたので、仕方がなく混雑覚悟でホームに並んだ。ところが、既に多くの人が並んでいたものの、ぎりぎりで運よく座ることができた。

ホームで並んでいるときに、最近一緒に小さな旅行に行っている学生時代からの親しい友人が差し入れを持って見送り来てくれた。びっくりしたが、仕事を切り上げて見送りに来てもらったことは嬉しいものである。申し訳なかったのは、車両通路も立っている人で混雑しており、トイレにも行けない状況から、差し入れしてもらったビールを飲むのことを我慢して到着まで過ごすことになった。

金沢駅に到着後、新幹線開業前の駅の様子を撮影してから徒歩圏にあるホテルに宿泊。

翌日は午前6時発敦賀行き「つるぎ1号」の新幹線だったので午前5時前に駅に行った。金沢駅は既に人がいっぱいで、出発の式典も行われていた。乗車するために改札に入ろうとするが、入場券で入るお客と一緒に並ぶように言われ、改札までかなり長い列に並ぶことになった。そのため、出発前のホームの様子を撮影する時間が殆ど無かった。こんなことは初めてで金沢駅の対応の仕方に不満が残った。

そこから約1時間、敦賀に延伸した一番の新幹線は、窓からの朝日がまぶしい中を走って敦賀へ到着。敦賀駅は既に敦賀発の一番列車発車時の賑わいが終わっていた。朝が早かったこともあるが、駅前の開業イベントを考えても、これまでの新幹線開業駅の盛り上がりの様子としてはもうひとつだったように思える。

会社の飲み会後に急いで大阪駅で並んだのでスーツ姿でもあり、パソコンに一眼レフカメラと荷物も重く、疲れてしまった。敦賀駅の様子はそこそこにして、敦賀発10:14の「サンダーバード14号」で大阪に戻った。

その時の様子を残しておくが、これまでの新幹線一番列車を体験した中では、少し不本意な新幹線一番列車の旅行となった。