3連休前日の夜、伊丹発福岡行き最終便で出発した。飛行機に乗るのは随分久しぶりのような気がしたので、調べてみると、前回搭乗したのは夏休み終わり8/19の新千歳→伊丹便だった。
その日は福岡市内に泊り、翌日からはレンタカーを借りた。
今回の旅行の目的は、ただ一つである。熊本県小国エリアに小さな温泉地があり、そこのお気に入りの宿に連泊してのんびりすることである。
少し話はそれるが、自分はあまり同じ宿には宿泊しないようにしている。これだけ多くの宿が日本中にある中で、いくら頑張っても泊まれる宿の数は限られている。それならできるだけ多くの宿に泊まって、それぞれの宿の良さを楽しみたいという考えである。ということで、例えば北海道では宇登呂温泉、定山渓温泉、登別温泉などのそこそこの数の宿が集積している温泉地では色んな宿に宿泊したりしている(高級宿にはなかなか泊まれない)。
とは言え、何度も泊っている宿もある。理由は大きく2つ。一つは、良く出かけるエリアであるにも関わらず、泊まっても良いかなと思える宿が限られているので、泊まらざるを得ないという宿。もう一つは、本当に宿そのものを気に入っていて、何度も泊りたくなる宿。今回は後者の宿である。特にここはのんびりしたいと思える宿で、泊まる時は連泊するようにしている。この宿には、初めの2,3回は1泊だったが、その後連泊を3,4回している(うろ覚え)。15年ほど前からこんな感じなので、2,3年に一度宿泊している感じである。そして、その何度も泊まりたくなる宿も2つに分かれる。一つは温泉の泉質が最高の宿である。建物の老朽化や食事内容、宿のサービスなどはあまり気にしていない。もう一つは、自分的には少し宿泊料金が高いが、温泉、料理、サービスなどに満足できる宿。今回の宿は後者になる。
話を戻すが、その宿に行くときはいつもその福岡からクルマで往復している。様々なルートをたどって温泉地に向かっているが、今回はJR日田彦山線沿いに南下し、日田(ひた)のまちを経由して行くことにした。日田彦山線の南側の添田駅から夜明駅の間は平成29年7月九州北部豪雨による被災以降不通区間となっていた。その後、鉄道での復旧は断念、線路跡を道路として整備し、BRT(※)を走らせることになった。そしてつい最近(令和5年8月28日)、JR日田彦山線添田駅~夜明・日田駅間は、「日田彦山線BRTひこぼしライン」として開業したので、その後の駅の状況を見に行くことにした。今回はクルマで訪れたが、いずれこのBRTにも乗りに行きたい。
この日田彦山線の状況は、2年半前になる2021年5月2日に訪問して記録している(このブログの2021-09-09)。今回はその後のBRT開業後の様子として記録しておく。
※BRT:Bus Rapid Transitの略。走行空間、車両、運行管理等に様々な工夫を施すことにより、速達性、定時性、輸送力について、従来のバスよりも高度な性能を発揮し、他の交通機関との接続性を高めるなど利用者に高い利便性を提供する次世代のバスシステム(国交省HPより引用)。
伊丹空港。ラウンジも久しぶりの感覚
こんなところから9A。9B、9Cの搭乗口への入り口があった。数えきれない程ここを通っているが、ここから乗ったことが無いからか、前からあったかの記憶が無い。今回初めてここを下りた。9A、9B、9Cはバスゲートである。それにしても狭い!後から無理に作った感じがする
9Aからバスで駐機場へ
福岡空港から市内中心部へ地下鉄で移動
翌朝、西新を通った。西鉄が保有する西新パレスのボーリング場は2022年の3月に閉鎖されている
福岡市中心部からJR日田彦山線の添田駅に向かうことにしたが、途中にあったコスモス畑が美しい
途中の田川後藤寺駅に立ち寄った
JR田川後藤寺駅。跨線橋や駅構内の雰囲気が昭和を感じることができる
田川後藤寺駅近くの商店街はシャッター街となってる。昭和の名残を残すまちの雰囲気がある。筑豊エリアは炭鉱で賑わった時代に訪問してみたかった
JR添田駅。日田彦山線の鉄道での終着駅となり、ここでBRTと接続される。かつて、この駅は添田線というローカル線の駅でもあった。全国で北海道の美幸線に次いでワースト2位の赤字路線だった。今回訪問すると駅舎では無くなりBRTの事務所になっていた。添田駅という駅名も無くなっていた。この駅舎と隣接した建物に「添田カメラ」という写真屋さんが入っていて、九州各地の昔の駅舎の写真などの販売をされていた。貴重な写真がたくさんあった。その中から数点の昔の駅舎の写真を選んで印刷ををしてもらった。写真はお店のホームページからも購入できるが現地で購入する方が安い
ここまで添田駅の様子
旧彦山駅。BRTひこぼしラインの彦山
次の駅に向かう途中で山肌。木が切られた後に立っていたが、一体何だろうか。気になりながら通過した
旧大行司駅。BRT大行司。2年半前にこの駅のホーム後からまちを見下ろしたときに木造校舎が2棟(小学校と中学校)あることに気づいた。近くまで見に行って感動したので、今回もまた見ることができると楽しみにしていたが、1棟が無くなっていた!
少し逆光だが、こちらは小学校
正面にすごく雰囲気の良い廃校(中学校)があったが、解体されていた
小学校の裏側から。いつまでも残っていて欲しい
夜明駅。大きな変化は無かった。BRTの案内板が設置されている程度だった。
この後は日田彦山線の駅舎巡りから離れ、温泉宿をめざす。途中でトラブルがあったが、無事に宿には到着
熊本県の小さな温泉地。連泊したとき、バス停やお店のあるあたりを少し散策
帰りは最寄りの黒川温泉のバス停から11時発の博多バスターミナル行きのバスで移動
博多発15:15「のぞみ42号」に乗車
7号車のS Work車両は出張時にはできるだけ利用しようとしているが、日曜の利用でも比較的空いている。なんと、10月20日から新設された「S WorkPシート」(1,200円加算)を初めて見た。7号車の3列掛けシートのうち5列の中央席“B席”にパーティションとドリンクホルダーを設置し、A席とC席の10席のみを「S WorkPシート」としている。さらに、ノートパソコンなどのためにテーブルも改造されている
ここからの写真は、上記に掲載した写真と同じようなところを撮影した2年半前の写真
(ここまで添田駅)
(ここまで彦山駅)
(ここまで大行司駅と木造校舎。このうち中学校の校舎が無くなっていた)
(宝珠山駅)
[2023年11月2日(木)~5日(日)]