旅の途上で

私の旅の記録です

新大阪駅の駅名板のこと

新幹線から見る富士山が美しい。西宮市への出張のため新幹線に乗った。

新大阪駅から在来線に乗り換えた。西宮駅へは阪神電車で行く方法もあるが、今回はJR山陽本線(愛称は神戸線)で西宮駅へ向かうことにした。

新幹線改札内コンコースも在来線改札内コンコースもずいぶん様変わりしていた。そんなに久しぶりでもないが、新幹線ホームの改良とともに構内も着々と改良工事が進んでいる。

新大阪駅の在来線ホームで列車待ちをしていたとき、向かいのホームが工事中であることに気づいた。在来線も工事をしているのか、何の工事だろうかと思っていた。あとで調べると「おおさか東線」新設工事の一環でホームを1面新設。現在の4面8線から5面10線となる。それで工事の進捗に併せてホームの工事を順次切替えながら行っているらしい。

そんな工事の状況を見ていて気になったことがある。それは駅名板の付け替えである。
駅名板は各JR会社によってデザインが違うが、JR西日本はコーポレートカラーの青色のラインが入っている。柱に掲示している縦長の駅名版はアルミの枠と透明のアクリル板でできている。このアクリル板は長期間の太陽の日差しによって黄色く色あせてくるところが問題である。でもそれはそれで年季が入っていて味わいがある。ところが今列車待ちをしているホームは改良されたのだろう、柱に掲げているはずの駅名板がシールを張り付けただけのものに変わっているではないか。なんとも味気ない。さらに天井からつりさがっている横長の駅名板も、すごく薄いものに変わっていた。ただこちらの方は、薄くなっていくという時代の流れにまだ合っている。それにしてもこのシールはダメだろう。


駅名板も時代とともに気づかないうちに移り変わっていく。古いものが徐々に無くなっていく寂しさがある。

西宮市の訪問の後、こんどは阪神西宮から梅田に戻り、支社で打合せなどを行った。
大阪を出る前に梅田で少し飲んでいたら、結局最終の東京行きののぞみになってしまった。

[2014年3月6日(木)に訪問]