旅の途上で

私の旅の記録です

稚内を目指して北上(冬の北海道⑪/12回)

この冬の北海道旅行もあと2泊となった。最終日は稚内市内のホテルをおさえている。今夜の宿はまだ決めていないが、可能なら稚内まで行っておきたいところではある。これから走る道北には温泉地も無く(浴用加熱している温泉はあるが・・・)、特徴ある泉質の豊富温泉も何度か行っているので、泊まるならどこかの町のビジネスホテルである。走りながら決めることにして、行けるところまで行こうという気持ちで出発した。
快晴だったので、層雲峡に少し立ち寄り、高速道路(旭川紋別自動車道道央自動車道)で士別まで走った。
士別駅前で休憩しているとき、このまま士別から国道40号をそのまま北上するのも面白くないので、幌加内町を経由することにした。雪深い朱鞠内(しゅまりない)と、日本最寒記録-41.2℃の記録を持つ母子里(もしり)方面へと大きく迂回することにした。朱鞠内のまちは激しく雪が降っていて多くの除雪車が忙しく働いていた。それにしても雪の量はすごい。母子里付近まで走ると少しだけ青空も見えて、真っ白い道はずいぶん走りやすくなった。ちなみにこの時の気温は-11℃程度だった。
美深峠を越え、国道40号が通る美深まで走ってきた。そこからは素直に稚内まで北上した。結局、稚内には夕方に入れそうなので、翌日宿泊予定のホテルに連絡し連泊することにした。

[2/24(水)]層雲峡→上川駅→上川層雲峡IC旭川紋別自動車道道央自動車道)士別剣淵IC→士別駅→士別峠→幌加内町(朱鞠内→母子里)→美深→音威子府駅→中川町中心部→天塩町郊外→幌延IC(幌富バイパス)豊富北IC→稚内市中心部(宿泊)





層雲峡の銀河の滝、流星の滝、案内板


上川まで国道39号を戻る






上川駅


上川郵便局



士別までの道。道央自動車道では長い区間にわたり、前後に車の姿が見えない。青空で気持ちが良かった




士別駅。どこの駅にも待合室には北海道新幹線開業のポスターがたくさん貼られている








幌加内方面へ。途中からだんだん雪がひどくなってきた



母子里へ。雲の合間から少しだけ青空が見えてきた


母子里簡易郵便局


高速走行中に、タイヤから舞い上がった雪がフェンダー?部分に徐々に溜まっていくのと同時に凍っていき、タイヤに接触しそうな状況になってくる。大丈夫なのかと心配になる。このこびりついた氷を落としたいが、凍っていて落とすことができない


美深市にある道の駅「びふか」から撮影したびふか温泉の看板。ずいぶん前だが、学生の時にオートバイで北海道をまわっていたとき、びふか温泉の前にキャンプ場があって宿泊したことを思い出した


音威子府に向かう途中、少し横道に入った所で撮影





音威子府駅。駅舎の中には「常盤軒」という有名な立ち食いソバ屋があるが、本日は休みのようである。この駅から分岐して「天北線」が走っていた。天北線は、この駅から中頓別、浜頓別を通り、オホーツク沿岸に出たあと、猿払からまた内陸に入って南稚内駅に至る約150kmもあるローカル線だった。
国鉄再建法の第二次特定地方交通線に指定され、1989年(平成元年)5月に廃止されている、残念ながらこの路線には乗車したことがなく、乗っておけばよかったと、今でも悔やまれる路線のひとつである。
この資料室ではその天北線の遺構を展示している。いつまでもこのような展示館が残されていることは有り難いし、地元の方々の思いもあるのだろうと思う。旧天北線の主要駅はバスターミナルに変わっているが、天北線時代の鉄道部品や写真が展示されていたりするので当時を偲ぶことができる


中川町の道の駅「なかがわ」


雪原と山が美しい



天塩町に入る


幌延町から「幌富バイパス」という有料道路が出来ていた。その先は「豊富バイパス」となる


もうすぐ稚内市の中心部へ


この夜、食事をしたお店

(つづく)