旅の途上で

私の旅の記録です

奈良市内でのできごと(~奈良公園)

中国の上海近郊の都市に長年駐在している友人が国慶節で帰国する話があった。入退院を繰り返している退院中の友人とも何とか日程を合わせることができたので、3人で久しぶりに飲食することにした。

2人とも奈良市内にある高校に通っていた頃からの親しい友人である。一人は違う高校ではあったが、友人の友人として親しくなり、3人で会う頻度は少ないものの機会があると会うようにしている。入退院を繰り返している友人は5月に急性骨髄性白血病で入院して以来、これまで治療や一時的な退院などはあったが、まさに今、この10月半ばに骨髄移植があり、頑張っているところという状況である。

その本人から近鉄奈良駅近くでお好み焼きを食べたいというリクエストがあり、その夜はお好み焼きと(なぜか広島風お好み焼き屋さん)、2次会は以前にも行ったことがあるお店に行った。このお店は少し落ち着いていて3人で語り合うのには良い店だった。最後に中国駐在中の友人がこの11月に日本に帰ってくるという驚きの話しが有った。

その夜は奈良から大阪に戻るつもりもなく、翌日は奈良公園を久しぶりに散策したいと思っていたので、JR奈良駅近くのビジネスホテルを予約していた。中国から帰国していた友人から自宅に泊まれば?と言われていたが、翌朝は自分のペースでゆっくりしたかったのでビジネスホテルにした。

翌朝は、チェックアウト直前の時間に出発。奈良公園の散策ルートは決めていた。バスで転害門まで行き、そこから徒歩で、転害門→二月堂→(若草山麓を通り)→春日大社奈良公園を出て新薬師寺→百毫寺とまわり、バスで近鉄奈良駅へ戻ろうと考えていた。転害門を通るバスのタイミングが合わず、奈良県庁前まで行き、そこから歩いて転害門に行くことにした。この辺りまで来たら、近くのたこ焼き屋さん(白川たこ焼き店)に寄っていこうと思い、11時オープンに合わせて立ち寄った。昔(高校時代)は一条通りにお店があり、たまに食べに行っていた素朴なたこ焼き屋さんである。

転害門に戻り、観光案内所に立寄ってから奈良公園内を歩き始めた。しかしこの日は朝からあまりにも天気が良く、日差しが強く、熱かったので、二月堂に着くころには結構疲労していた。一番の原因は二日酔いであった。ところで、この(東大寺)二月堂は高校時代や大学の時にもしばしば訪問している、奈良公園の中で一番好きなお寺である。

二月堂の奥に良い雰囲気の休憩所がある。そこには無料のお茶もあり、扇風機しかないがじっとしていると心地よく、うたた寝含め、2時間も滞在してしまった。夕方からは雨が降るという予報や、なるべく早く大阪に戻りたいと思っていたので、これ以上先に進むのをあきらめた(気力も体力も無かった)。

しんどさは治まらなかったが、いつまでもここに居れないので、真っ直ぐ二月堂から近鉄奈良駅へ向かうことにした。途中の大仏前や駅までの道は人が多く(殆ど外国人ではという位、外国人も多かった)、歩くのも大変だった。あと、シカがやたらと多くなったのではないだろうか。参道や近鉄奈良駅までの舗装された歩道にシカのふんなども多くて、においも含め余計にしんどかった。

その時の状況を記録しておく。

金曜の夕方は少し早めに仕事を終わらせてもらい、大阪市内からJRで奈良へ。JR奈良駅前ではお祭りの準備中であった

ホテルに荷物を預け、17時集合予定のお好み焼き屋さんへ。三条通りはこれからお祭りが始まりますよという雰囲気だった。残念ながら食事のために見ることはできず。

「やきとら」。広島風お好み焼

「奈良めし板焚屋(いただきや)」

翌朝、JR奈良駅前からバスで県庁前のバス停へ

「白川蛸焼」

転害門の隣にある観光案内所。ボランティアだという案内所の年配の男性との会話を楽しんだ

転害門

正倉院

東大寺大仏殿を裏側(北側)から

二月堂へ至るこみち

二月堂のお世話になった休憩所

二月堂から大仏殿の方へ下りていく

1970年の大阪万博での古河パビリオンから移設されている相輪

東大寺中門

人とシカが多い!

奈良国立博物館。もうすぐ正倉院展が始まる様だ

近鉄奈良駅に到着

柿の葉寿司を売っているお店は多い。近鉄奈良駅構内にもお店はある。そのお店よりも自分はこのお店が好きである。少し買って帰った

近鉄奈良駅

難波について乗換え。その前に、ちょっと久しぶりの金龍ラーメン

[2023年9月29日(金)~30日(土)]