旅の途上で

私の旅の記録です

鹿児島県の離島へ(トカラ列島、奄美群島)③(全4回)

<喜界島>
奄美大島の東、奄美市から約70kmに位置する周囲約49kmの島である。人口は7,440人、3,470世帯である(平成26年7月1日現在)。
サトウキビを原料とした菓子が多いことや白ゴマ生産量が国内首位など、訪問して初めて知ったことが多い。


以下、写真にコメントをつけて残しておく。


名瀬からはこの船で喜界島へ向かう。所要時間は約2時間


朝からレンタカーを借りて、先ずは喜界島空港に行った。喜界島空港はのんびりしている。小さな飛行機が出発するところで、フェンスの外からのお見送りの人たちに混ざってぼーっと見ていた



「スギラビーチ」
空港の滑走路の横にある。のんびり海を眺めるのにいい。天気はあまり良くない


「湾(わん)港旅客待合所」前にある喜界島の観光地図。この辺りの地名は「湾」という


「巨大ソテツ」



「阿伝集落・サンゴの石垣群」


「ガジュマル巨木」
このような巨木が多く集まっている


喜界町役場」


喜界島の位置


「戦闘指揮所跡」
第二次世界大戦時の遺構。そのまま残っているようで、ここだけ時間が止まっている雰囲気



大きなお土産屋があった。地元の特産品であるサトウキビを原料にした菓子類はびっくりするぐらい多くの種類があった。黒糖焼酎もこの島では「朝日」(朝日酒造)と「喜界島」(喜界島酒蔵)の2社の製品でほとんど占めている。


「喜界島郵便局」


「ウフヤグチ鍾乳洞」
戦時中、守備隊の防空陣地となり鍾乳石は打ち壊され、石筍は取り払われていると説明書きにある。ロケ地にもなったことがあるとのこと。


「百之台国定公園
ここの眺めは素晴らしい。天気がもうひとつ



さとうきび畑を貫くまっすぐな道


「トンビ崎」付近?




この離島において、「喜界地下ダム」というびっくりする大きさの建造物がある。非常に珍しいと思う。地下に水を貯えて畑地をかんがいするというものである。地下水となって浸透し海に流出していた水を地下に巨大なプールを造って水資源としたものである。
現地での説明文によると、「島の地層は下層に不透水層の基盤があり、その上層を暑さ20m〜40mの琉球石灰岩が覆っている。琉球石灰岩は透水性がよく、降った雨は速やかに地下に浸透する。この地層に地下ダム(止水壁)を構築して、地下水の流れをせき止め、琉球石灰岩の隙間に水を貯めるもの。」絵がないとちょっとわかりにくい?3枚目の写真を付けておく。
写真は止水壁の一部になっているトンネル部である。「喜界地区水管理センター」からの地下への階段を下りると、このトンネルの途中まで歩くことができる


このフェリーで奄美大島へ戻る


湾(わん)港旅客待合所の屋根に、「祝 奄美群島日本復帰60周年」の看板があった。昭和28年12月25日に奄美群島が日本復帰を果たした。昨年の平成25年が60周年の節目の年だった


早朝、朝日とともに喜界島を出発


奄美大島
奄美群島の中で最も大きい島である。本州などの4島を除くと、沖縄本島佐渡島に次ぐ大きさである。奄美大島南端の瀬戸内町は、大島海峡を挟んで加計呂麻島与路島、請島から成り立っている。
前回訪問したのは、2010年の5月連休。その時にほぼ島内の見どころと言われるところは見て回っているが、加計呂麻島与路島、請島には行ったことがない。今回はあまり時間がなかったので行先を少し考えたが、やはり奄美大島最北端の笠利埼灯台の方へ行こうと思い、国道58号を走った。ちなみにこの国道は、鹿児島市から那覇市へ至る一般国道であるが、海を越えてつながる日本最長の国道である。途中、種子島奄美大島に道路として現われる。


以下、写真にコメントをつけて残しておく。


名瀬港船客待合所前に設置されている奄美大島の観光案内図


よくお世話になったコンビニエンスストア「エブリワン」





笠利湾。天気も良く海の色も美しかった


笠利埼へ向かう道。この道の突き当りに車をとめて、灯台までの階段を上がる


笠利埼灯台からの景色


灯台からの帰り道、階段の途中から


あやまる岬から笠利埼方面を望む


たまたま写したハイビスカス


奄美空港にも立ち寄った。さすがに離島の中では大きな空港である




奄美の郷土料理である鶏飯(けいはん)のお店「ひさ倉」。収容力の大きなお店である。前回訪問時にもここで食べた。1枚目の写真はパパイヤの漬物。結構美味い

写真は掲載していないが、夕方、予定より早い時間に市内中心部に戻ってきてレンタカーを返却。一度ビジネスホテルにチェクインしてから街中を歩いて回った。気に入っていた郷土本が売っていた本屋が移転していたので探し歩いたり、「永田橋市場」や「末広市場」という古い商店街を見つけたりして楽しんだ。

(次回へつづく)