北海道新幹線が開業した。東京発新函館北斗行きの一番列車に乗ることができた。函館への1泊2日の週末旅行だったが、写真が多いので、2回に分けてその様子を残しておきたい。
羽田から函館までの飛行機利用の利便性にはなかなか追い付けないが、北関東や東北地方と、北海道の間には新たな”つながり”ができていくのではないかと思われる。札幌まで延伸するのはまだまだ先のことだが、北海道(道南)も見どころは多い。ビジネス利用は少し難しいかも知れないが、先ずは観光客誘致で盛り上がっていくことを願いたい。
東京発の時刻は6時32分。はやぶさ1号になる。出発前の東京駅での様子。テレビ各社が取材をしているが、一年前の北陸新幹線開業の時の方が盛り上がっていたような気がする。函館に着いてからもそれは感じたが、地理的条件や後背地の人口規模などからも無理もない話である
4号車に乗車。同じ車両には「バンキシャ」の福澤氏が取材で乗車されていた
途中の大宮駅や盛岡駅では駅員の方たちが歓迎してくれていた
新青森駅の駅名板。いよいよ新しい区間を走る。新青森駅から新区間を走りだして4、5分程度のところからの景色と、「奥津軽いまべつ」駅の様子。このあと青函トンネルに入った時は感動ものであった
もう一つの新駅「木古内」駅の様子
函館山が見えてきた。これまではJR江差線を走る特急から函館山を見ていたが、今回は在来線より少しだけ内陸側を高架で走る新幹線の車窓からである。何とも言えない気分になる
新函館北斗駅に到着。駅前広場でもイベントの開催があり、たくさんの人で賑わっていた
ここで止まっている新幹線の線路。将来はこの先、札幌までつながっていくことになる。右側の線路はJR函館本線
新函館北斗駅から函館駅へは「はこだてライナー」に乗車。地形的に仕方がないが、この乗り換えが新幹線到着にうまく連絡していないと面倒に感じる
車窓からの写真。この日は新幹線開業と同時に、JR江差線の五稜郭と木古内の区間がJRから分離され、「道南いさりび鉄道」として出発した日でもある。五稜郭駅の駅名板が取り換えられていた
函館駅に到着。この「はこだてライナー」はラベンダー色の帯が美しい
開業の賑わいの陰で、廃止になって余剰になったスーパー白鳥の車両が並ぶ
函館駅の様子。駅前でイベントも行われており、函館にこんなにも人がいるのかと思うくらいの賑わいだった
函館駅近くの道南いさりび鉄道の事務所に行って、記念入場券などを買いに行った
事務所を出ると頭上でジェット機の大きな音が。びっくりして見上げるとブルーインパルスのショーが行われていた。初めて見たので感動して何枚も写真を撮ってしまった。約20分間の北海道新幹線開業記念の祝賀飛行とのことであった
函館駅前からの函館山展望台。天気がいいので夜景はきれいに見えるだろう
再び函館駅へ。道南いさりび鉄道開業に伴い、路線図が変わっていたり、少し寂しく券売機が置かれていたりしていた
函館市役所
この日の北海道新聞を入手したくてあらゆるお店を探して回ったが、売り切れていた。函館駅から一番近そうな新聞販売店で何とか購入することができた
また函館駅へ戻る。この、日も暮れだした時間では人もだいぶん減ってきていた。函館駅構内のお店はリニューアルオープンされていた。書店に並べられた時刻表などの表紙も北海道新幹線開業一色である
夜は「まるかつ水産」の回転寿司にした。食事後は「金森赤れんが倉庫地区」とその周辺を少し歩いた。これが開業初日のできごとだった
(つづく)
[2016年3月26日(土)〜27日(日)に訪問]