旅の途上で

私の旅の記録です

弘前城の桜と、八甲田の秘湯巡り

今年も、昨年に続き、かつて同じ職場だったメンバー3人と旅行に出かけた。

もともと弘前城の桜を見に行こうとしていたが、コロナ禍などの理由により行くことができなくなり、昨年は別の時期に別の場所へ旅行先を変更した。今回はその当初の目的だった桜の弘前城訪問をようやく実現することができた。

今回も金曜に各々の職場で休みをもらい1泊旅行とした。

行程は、桜の弘前城訪問を主目的に、前後の行程の中に秘湯巡りなども組み入れたりした。

今回も大変楽しい旅行になった。その時の記録を残しておきたい。

<行程>

青森空港でレンタカーを借りて移動した。行程は次の通りである。

青森空港→東八甲田温泉→南部縦貫鉄道七戸駅跡→十和田市街地→奥入瀬渓流十和田湖奥入瀬渓流蔦温泉谷地温泉酸ヶ湯温泉弘前(弘前城)→五所川原(立佞武多の館)→(津軽鉄道乗車)→金木(斜陽館)→青森空港

大阪(伊丹)空港。先日福岡に往復した飛行機と同じ機種である

鳥海山

ブロッケン現象を見ることができた。ピントは甘いが、雲の上に、この飛行機の影が映っている。影の周りには虹のような光の輪が見える。

青森市街地の上空。上空を旋回して、北東方向から青森空港の滑走路に着陸する。写真に青森空港は写っていない

青森空港。航空会社のラウンジは無いが、カード会社のラウンジがある。金曜の朝に羽田から青森へ移動する予定だったが、大阪に転勤したことにより、伊丹から青森行きの朝の便が無く、前日最終便で青森に行くことになった。しかしその夜の時間帯に打合せが入ることになり、少し早めの飛行機で移動。その打合せを青森空港で行った

青森空港ビルに隣接してレンタカー各社が集まっている。ここでレンタカーを借りた

青森駅近辺で食事場所を探し歩いていた。以前行って満席だったお店に行ってみたがやはり満席。何を食べようか。ホタテの貝焼き味噌か・・・。途中で見たアスパム(青森県観光物産館)のライトアップが美しい

結局、「一八寿し」という寿司屋に入ることにした。上品な雰囲気のお店だった。炙りホタテが少し塩味でとても美味かった。陸奥湾産のヤリイカも美味い。他にも少し握りを頂いた。飲み物の量を控えたこともあるが、思ったより値段は高くなかった

翌朝のテレビ番組には今回訪問する弘前城の桜が映っていた

青森空港にて今回のメンバーとの合流を予定している。羽田7:50発のJAL141で、9:05に青森空港着の予定である。合流時間にはまだ時間があるので、その前に青森駅に立ち寄った。

かつての青森駅国鉄時代から多くの魅力ある列車が発着しており、高校時代から何度も何度も訪問した大好きな駅で、数多くの思い出があった。北海道新幹線開業に伴い、東北本線が分断されたとき、列車の撮影中に新聞社の取材を受けて新聞記事にコメントが載ったこともあった。今の青森駅にはそのような列車も無くなり、旧青森駅舎は解体され、自分としては、魅力が無くなってしまった感じで残念である。まだ一部工事中であったが、新しい駅舎を一応見ておくことにした

青森空港で合流。これからの無事故無違反を願って出発。この2日間、初日は温泉巡り、2日目が弘前城とその他観光である。先ず選んだのは、東八甲田温泉。銭湯の様ではあるが、ここの浴槽からあふれ出る湯量は素晴らしい

自分の趣味に付き合ってもらい、南部縦貫鉄道の終着駅へ。1997年5月に休止、2002年に廃止となっている。いつまでもこの終着駅(駅舎、構内、車両)を残してくれていることが有難い。この日の車庫は閉まっていたが、扉の窓からその様子を伺うことができた。休止最終日に野辺地~七戸をレールバス(+キハ連結)に乗って往復したことが懐かしい。

十和田市B級グルメということで、バラ焼きを食べた。この後、十和田市現代美術館前の通りを走ったが、桜が満開で見事だった(残念ながら運転中で写真無し)

この日の夜の、宴会用のお酒を購入。ビールの外、地酒の「八甲田」と「作田」の特別純米酒を選んだ。

少し時間が有ったので、十和田湖まで足を延ばした。発荷峠の展望台に行こうかとも思ったが、天気もあまり良くなかったこともあり、子ノ口(ねのくち)までとした。

奥入瀬渓流途中の石ケ戸(いしげと)。奥入瀬渓流はクルマも人も少なかった

蔦温泉。日帰り入浴時間ぎりぎりで入れた。他の入浴客も途中から居なくなり、静かに入浴することができた。浴槽の下から湧き出てくる新鮮な温泉と歴史的な建物が素晴らしい温泉宿である

蔦温泉谷地温泉。まだ雪が残っている。美しい道である

谷地温泉。少し温い温泉なので長時間浸かるのが良いが、時間の関係もあり、そこそこの入浴時間で切り上げた

笠松峠の標高は1,040m

弘前城。近くの駐車場は混雑している感じだったが、短時間で良い場所の駐車場(弘前商工会議所)を見つけることができた。以下は弘前城の桜・・・

弘前城の桜。ようやく実現した。とにかく美しい。天気も良く、気温も適度で、最高だった。岩木山(津軽富士)も美しく見ることができた

弘前はアップルパイが有名である(有名になった)ことは知っていたが、具体的にどこのお店が美味しいのかとかは知らなかった。メンバーに少し探してもらっていたお店「ノエル」に行って購入。早速クルマの中で食べてみたが、りんご片がごろっと入っていてとても美味しかった

立佞武多(たちねぷた)の館

JR五能線五所川原駅

津軽鉄道津軽五所川原駅も昭和レトロな駅である。駅舎内の古めかしい時刻表や切符売り場の雰囲気など、今はいつの時代かと錯覚すら覚える。切符も今では珍しい硬券である。このような風情のあるローカル私鉄駅は全国的にもわずかである。ここでメンバ2人には、津軽鉄道に乗車してもらい、自分はクルマで金木駅に行って、そこで迎えることにした

金木駅津軽五所川原駅から乗車したメンバを乗せた列車が到着。列車には団体客もいたからか、車掌さんがずっと案内をしてくれていたとのこと。金木駅の次の駅である芦野公園は桜で有名でだが、時間が無いので割愛した

津軽鉄道金木駅の桜と列車

斜陽館

少し遅い昼食となったが、斜陽館近くのお店「ぽっぽ家」で食べたしじみラーメン。餃子も頼んだが美味かった

金木→青森空港へ。正面の山は岩木山(津軽富士)

青森空港

JALで羽田へ戻るメンバーと別れ、自分は伊丹行の飛行機へ。行きと同型のプロペラ機。楽しい旅行となった。次回は、まだ判らないが、岩手と秋田の県境である八幡平(はちまんたい)の温泉巡りも良いかなと考えている・・・

 

[2022年4月21日(木)~23日(土)]