5月のある休日のこと。ふと、「新緑の季節か、どこかに行きたいな」と思い立った。どこに行こうかと少し考えたが、やはり上高地がいいなと思った。
上高地に初めて行ったのは、30歳の誕生日の頃である(ちょっと曖昧)。その時に、その美しさに感動し、日本で一番美しい観光地ではないかとさえ思ったぐらいだった。そういう思いを抱いたこともあり、何か余程のことがない限り、ここに行くことはやめておこう。大切にしたい場所なのでと、何となく決めていた。
今回は別に「余程のこと」ではない。長い間行っていなかったし、この季節に行きたいと思い立ったこともあり、よし、行こう!と決めたのである。
来週末の休日も色々やることがあるのはわかっていたが、どうしても行きたくなったので、土曜日の日帰りのバスツアーをネットで探してみた。いくつかのツアーは満席だったが、はとバスツアーが何とか購入できそうだったので、早速申し込んだ。
土曜日の早朝に新宿を出発して、20時頃に戻ってくるツアーである。片道の走行時間自体は約4時間で、2,3回の休憩時間を入れると、約5時間かかるらしい。現地滞在時間は3時間半のツアーである。3時間半あれば、大正池から河童橋までのんびりと歩ける。こんな長距離の日帰りバスツアーは初めてだった。長時間の往復乗車は大丈夫かなと思いながらも、その日が来ることを楽しみにしていた。
上高地観光旅館組合のウェブサイトより引用。
「上高地は、長野県松本市にある標高約1,500メートルの山岳景勝地です。中部山岳国立公園の一部として、国の文化財(特別名勝・特別天然記念物)に指定されています。
清らかな梓川に架かる河童橋から望む山々の雄姿、大正池や明神池、徳沢など、山と緑と水の風景が織りなす上高地。「神の降り立つ地(神降地)」とも称される日本屈指の山岳景勝地として、年間150万人もの人々が訪れ賑わいをみせています。
日本の貴重な「風景の財産」として、特別名勝・特別天然記念物に称される上高地では、環境保護のためにマイカー規制などをはじめ、さまざまな守りたい事柄があります。訪れる皆様の心づかいが、大自然を次代の子どもたちへ伝えてくれる。いつの風景も心潤す上高地の風景は、私たちの心で守られています。」
現地は晴天で、最高の上高地の大自然を満喫することができた。
その新緑の上高地の写真を残しておく。
ここまで、大正池
穂高連山
ここまで、梓川
田代橋近くで、何人もの人が空にカメラを向けていた。見上げるとこんな太陽が見られた
ここまで、穂高橋からウェストン碑近くまで
ここまで、ウェストン碑から河童橋近くまで
[2014年5月24日(土)に訪問]