今回の小笠原旅行2回目の記録は、父島から「おがさわら丸」で硫黄列島へ行った時の出来事である。
父島に通常3泊停泊している「おがさわら丸」であるが、その1泊目は年に一度の硫黄3島クルーズとして出港する。竹芝から父島に到着した日の夜19時に出発し、戻ってくるのは翌日の18時半予定である。出港翌日の早朝に硫黄列島南端の南硫黄島に到達する。
小笠原諸島の中でも普段は行くことが出来ないところであるが、この時だけは一般人が見に行ける最南端の島になる。カツオドリなどの野鳥の撮影を目的とした人も多いが、自分自身としては、母島よりもさらに南にある硫黄列島に到達することが目的であり、それを達成できたことはこの上ない喜びでもある。
「おがさわら丸」は、先ずは南端の南硫黄島に訪れてから北上する。南硫黄島の次は、いつかは行きたいと思っていた硫黄島、そして最後に北硫黄島を見てから父島に戻る。約24時間の行程の船旅となる。これらの島々には上陸はできないが、近い距離でこの目で実際に見ることが出来るだけでも大変貴重な経験である。
ちなみに、この南硫黄島(24°13’19“)はこれだけの絶海の孤島ではあるが、緯度で考えると、沖縄県の八重山諸島にある黒島、新城島(下地)、そして日本最南端の有人島の波照間島(24°02‘44”)の方が、ほぼ同じ緯度であるものの微妙に南になる。こんなにも遠く離れた島であるが、有人島の波照間島とほぼ同じ緯度だと思うと不思議な気持ちになる。
最高の天候にも恵まれた硫黄列島の島々の様子を記録しておく。





出港2時間ほど前に二見港へ。乗船手続き後、旅程表をもらう



少しだけ買い出しにスーパー小祝へ。生協の方はすごいレジ待ちの列だった


出港前の雰囲気


いよいよ乗船


今回も2等和室

いよいよ出港









硫黄列島を案内する部屋がある。硫黄列島に行く船であることを感じる

硫黄島のおおまかな位置がわかる

乗船手続きをした時に渡された旅程表。先ずは南硫黄島に行き、島を2周、次は硫黄島を1周、最後は北硫黄島を2周。なぜ硫黄島が1周なのかは行ってみて解った。島の大きさが全く違う

特別に硫黄島クルーズの記念品の販売が有った。Tシャツとステッカーを買った

レストランでは、3島の紹介やビデオ放映が有った。写真右側のガラスの向こうの方が広い。座席は満席だった。この日は早く寝る人が多く、自分も22時半頃に寝ることにした
4時過ぎころから起き出す人が出始めたが、自分は4:45頃にデッキへ出た

既に多くの人が朝日が昇る光景を見ていた

水平線に厚い雲がかかり太陽そのものは見ることができなかったが、雲に朝日が当たって美しい

遠くに南硫黄島が見えてきた



















Googleマップでは現在地は解ったが、地図を拡大しても南硫黄島は表示されず

小笠原の美しい海は、ボニンブルーと呼ばれる。ボニンとは小笠原諸島のこと。抜群の透明度と濃い青色の海である。サンゴ礁で美しい沖縄の海とは違う、海の色そのものが違うと思っている

鳥のことは良く解らないが、カツオドリ。カツオドリにも種類があり、それ以外にも多くの種類の鳥がいるようだ



遠くに硫黄島が見え始める




南側から見た硫黄島。写真左の山は摺鉢山(すりばちやま)。1945年2月~3月、米軍の艦艇から激しい艦砲射撃を浴びせられた。硫黄島に関する歴史的な出来事はここでは記載しないが、自分としては、今回の訪問を機に、一層調べてみたいことが出てきている



摺鉢山山頂から自衛隊の方々からの歓迎を受ける。ヘリコプターやモーターボートでもおがさわら丸まで少し近づいて歓迎を受けた




島は断続的に火山活動が続いているとのことで、海中にあった船の残骸が、島の隆起であらわれてきている。戦後まもなく、米軍が波止場を造る目的で、コンクリート船と廃船を沖に沈めたものとされている。戦後すぐに戦時中の遺構は撤去したと聞くが、その後この船が隆起して出現したものの放置されている。毎年1mほど隆起をしているらしく、父島を抜いて小笠原諸島で一番大きな島になっているらしい

硫黄島に隣接する監獄岩


硫黄島関係者による洋上慰霊祭が行われていた











硫黄島付近では電波がつながるところもあるようで、溜まってた携帯メールが一斉に届いた









我々一般の乗客には、一人ひとりに花を配られ、献花と黙とうをおこなった


島を一周して、島を離れるまで、ずっと見送っていただいていた




硫黄島を離れる。またいつか訪れたい




北硫黄島。この島は、南硫黄島とは違い(硫黄島は断崖絶壁で住める場所が無い)、太平洋戦争末期までは有人島で、多い時には200名を超える人が住んでいたらしい




























北硫黄島を離れる。(写真が多いが自分の記録として残している)





あまりにも鳥が多いので、つい撮ってしまうが、なかなか撮影は難しい





南島。もうすぐ父島




旅程表と一緒に配られていたアンケートを記載


父島二見港に着いた

ホテルへ戻り、食事へ



初めて行ってみたお店。父島にはこれから2泊することになる
(つづく)