旅の途上で

私の旅の記録です

2024年GW ④/⑥(山形県の飛島へ)

山形県唯一の有人島である飛島に初めて訪れた。酒田港から飛島行きのフェリーが出ている。少し早めにホテルを出てまちの雰囲気を楽しみながら歩いてフェリーターミナルまで行った。定期船「とびしま」の出航時刻まで少し時間が有ったので、隣接の「さかた海鮮市場」などを見てまわった。天気はあまり良くなかったが、鳥海山を遠くに眺めながら飛島に向かった。所要時間は1時間15分ほど。フェリーの上では、「鳥海山・飛島ジオパーク」の関係者の方から鳥海山や飛島の成り立ちなどの話しが有り、色々学ぶことがあった。

飛島の港に近づくと多くのウミネコが飛び交っている。バードウオッチングで訪れる人が多い。船から島に降り立ち、先ずは「とびしまマリンプラザ」にある観光協会で島の地図を見ながらポイントを確認。徒歩でも回れそうな大きさなので徒歩で島を周ることにした。集落は廃屋が多く、とても寂しい感じがした。ちなみに人口は150人ほどである。レンタサイクルで周られている人も多く、歩いているときに少し羨ましさもあったが、徒歩しか行けない山道や浜辺を歩いたりしたので、やはりこの島は徒歩が良いと思った。大きな石がごろごろしていて、すごく歩きにくい浜辺をずっと歩く時があった。その浜辺を歩いているとき、なぜか、今、津波が来たら逃げ道が無いなと思い始めると、少し不安になって急ぎ足となった時もあった。ほぼ島を一周したが、出航時刻に余裕をもって港に戻ってくることができた。幸いにも雨は降らなかった。

出航までの時間をのんびり過ごすことができた。まだまだ訪れないといけない島は多いが、次にこの島を訪れることはあるだろうか。そんなことを思ったりしていた。その時の出来事を記しておきたい。

ホテルから徒歩で。ようやく到着

定期船とびしまフェリーターミナル

鳥海山と飛島の鳥観図。円で囲まれている通り、実際の島との距離や縮尺は違う。

見どころは多そうだが、島に着いてから確認することにした

事前にネット予約をしておくとスムーズに発券。操作に少し手間取った

フェリーターミナル近くの「さかた海鮮市場」「みなと市場」

定期船「とびしま」は酒田市の運営

出航。飛島をめざす

鳥海山を見ながら、ガイドの説明を聞く

飛島の港に着いた。勝浦港と言うらしい

ようこそ飛島へ

集落にある飛島郵便局。郵便局や役場の写真を撮影することが多い

酒田市立飛島小中学校

鼻戸崎展望台。天気が良ければ、遠くに鳥海山を望むことができるようだ

荒崎というところ

対岸の国々からの漂着ごみがすごい

オバフトコロの浜。この浜を1.5キロ程歩く。貝殻で出来た浜だが、初めのうちは大きな石が多くて歩きにくかった

青い石は何だろう

浜辺をずっと歩いたが、目の前に大きな岩が出現。ひょっとしてこれ以上行けないのかと焦ったが、大丈夫だった。行けなければまた同じ浜辺を戻ることになってしまう

島をほぼ一周した

(長距離を歩いて暑かったので、生ビールが美味い!)

とびしまマリンプラザ。唯一の交流施設

酒田からの船が入ってきた。この船が折り返し酒田行きになる

乗船

飛島との別れ。先ほど考えていた、また来ることがあるかなという気持ちよりも、この島に訪れることができたという気持ちの方が大きいと思った

酒田に着いて、ホテルまで歩いて戻った。途中、前日食べられなかった酒田ラーメンのお店(川柳食堂)に寄った。ワンタンメンが有名なようで、ワンタンメンを頼んだ

小雨の中、途中の商業施設は人もいなくて寂しかった。大きなデパートも閉店していた。酒田市内に獅子頭が16体あるらしい

ホテルの部屋で、ようやく飛騨古川で買った地酒を飲むことができた

翌日、チェックアウト後、酒田駅前交流拠点施設(ミライニ)の机を借りて、少し会社のメールチェック。それから近くの食堂で昼食。美味しかった

酒田駅から村上駅へ移動。駅からはバスで瀬波温泉へ。予約したホテルは節約のために素泊まりにしていた。チェックインをしてから食事へ出かけたが、あまりお店も無く「寿し銭」という寿司屋さんに行った。この近所には、大昔だが親戚が住んでいたので、幼少の頃に来た遠い記憶をたどりながら、この辺の様子が変わっていることをお店の人たちと話していた。

ところで、このホテル、歴史のある年季の入った建物で、宿泊者も少なかったこともあり、これまで宿泊した宿には無かったような奇妙な雰囲気を感じた

 

つづく