旅の途上で

私の旅の記録です

アメリカでのドライブ (1/8回)

今年は勤続年数に応じて一定期間の休日が付与されるリフレッシュ休暇の年、連続5日間の休暇をもらうことができる。働き方改革の後押しもあり、直前まで残件処理をこなして何とか休暇を頂くことができた。ちなみに5年前は報奨休暇で10日間休ませてもらい、冬の北海道をドライブしている。その時のことはこのブログにも残している。

何とか休めるかなとか、どこに行こうかなとか漠然と考えていたが、この夏頃にいよいよ真面目に考え始めた。

今回はどこに行こうか迷ったが、いつかはまた行きたいと思っていたアメリカドライブに決めた。今行かないと次はいつ行けるかわからないと思った。目的はお気に入りの車でのアメリカドライブである。

しかし、本当にこの時期、会社を休めるかという不安もあり、沖縄の石垣島の往復の航空券もわりと直前まで押さえていた。国内なら旅行先でも電話やパソコンができるが、今回の旅行にはパソコンをもって行かないと決めていたので、何としても中途半端な状態で休めなかった。旅行時期は決めたので、それが実現できるように頑張った。

ところで、その車のことを少し記しておきたい。入社して札幌に配属となり、初めて購入した車は、ダットサンピックアップトラックだった。それから大阪に異動し、たまたま見に行った神戸での外車の中古車フェアで出会ったフォードのマスタングという車に衝撃を受けた。安く売られていたので即決し、その車に切り替えて数年乗っていた。SUV(Sports Utility Vehicle)がお気に入りと自分では思っていたが、こういうスポーツタイプの車も好きだということがわかった。その後、東京への異動が決まってから手放すことになったが、大きなアメ車への憧れは続いていた。国内では現実的に所有することは難しいが、車幅が2メートルを越えるシボレーの車が気に入っていて、そのなかでもサバーバンや、タホという車種に憧れていた時期があった。
今回のアメリカをドライブするお気に入りの車とはこのサバーバンである。今回のアメリカでの運転はかなり久しぶりだったので、多少不安はあったが、思いきってあこがれのシボレーのサバーバンという大型SUVを借りてドライブすることにした。

アメリカ本土のドライブは、遠い昔の学生時代に2度経験している。どちらも大学で同じクラスだった極めて親しい友人と行っている。大学3回生の時は、ロサンゼルスから約2週間、アメリカ西部をドライブした後、グレイハウンドバスで大陸横断ということで、ロサンゼルスから東へ進み、ニューオリンズ、マイアミのキーウエスト経由ニューヨークまで行った。加えて、大学4回生の時も、2週間かけてアメリカ西部をドライブした。
しかし、どちらも大昔の話で、大きな年月が流れている。遠い記憶の根拠のない自信だけはあり、運転に関する迷いはなかった。言葉についても英語は話せないにも関わらず、全く不安はなかった。仕事で訪問して議事録を書く訳でもなく、何とかなるものである。実際、何とかなっている。

このような状況の中で、短期間で、海外免許取得(と言っても申請だけ)、ホテル予約等を行い、あとは出発を待つだけとなった。

今回の走行ルートについて検討した。限られた日程でどこを走るか、事前に丸善で購入したRandMcnally社の「Western United States」の地図を見ながら、考えた末に最適と思えるルートを設定した。先ずはその紙である「Western United States」の地図で、過去の訪問経験も加え、大まかな見所をチェックし、それを結ぶルートについて期間を考慮して考え、距離を確認し、詳細をグーグルマップで確認し、ホテル予約した。距離は毎日がほぼ均等となった。レンタカー会社は前回の旅行ではエイビスを利用したが、今回はハーツにした。ハーツはANA経由で予約した。

行程は大まかに以下の通りである。
■東京(成田)17:05(NH8)10:30SAN FRANCISCO
SAN FRANCISCO14:45(NH7306)1653PHOENIX Phoenix
Phoenix→Sedona→Flagstaff→Holbrook Holbrook
■Holbrook→[Petrified Forest Nat'l park]→Chambers→Kayenta
→Oljato-Monument Valley 
■Oljato-Monument Valley→Kayenta→Page→Cameron→South Rim
■South Rim→Williams→Las Vegas
■Las Vegas→Los Angeles
■LOS ANGELES12:25(NH5)
■(NH5)16:25東京(成田)

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