旅の途上で

私の旅の記録です

知床(宇登呂)滞在初日のできごと(冬の北海道⑦/12回)

朝から天気がいい。ホテルの窓から流氷が接岸していないオホーツク海をみた。今日はのんびりと過ごすことを決めた。宇登呂では3泊を予定している。そのうち接岸するだろう。今夜、強い風が吹いてくれないかと期待したいところだが、どうも穏やかな夜らしい。

[2/20(土)]宇登呂(宿泊)



宇登呂の中心の交差点



この夜オーロラファンタジーを見に行くことにしていた。一日たっぷり時間があるので、会場を少し見に行った。オーロラファンタジーは。今シーズンの開催が最後らしい。20年?ほど前、一度見に行ったことがある。申し訳ないがあまり感動したという記憶はない。よくこんなに長年継続しているなあと思っていたが、今シーズンで最後ということなので見に行くことにした


会場付近から知床連山を望む。港は全く凍ってもいない。こんな冬もあるのか


一部で氷が漂っているところもある



プユニ岬付近からオホーツク海と少し遠くの宇登呂の街を見下ろす。赤い灯台の奥の大きな岩(オロンコ岩)の下がオーロラファンタジーの会場。さっき逆向きに知床連山を望んだ地点


オホーツク海。一部に固まって氷が浮いているところもある


プユニ岬付近の、この写真を撮っている海と逆側の斜面。どの季節にきても大抵この斜面にエゾシカがいる


知床自然センター付近。まっすぐ行くと知床峠へ。左折すると知床五湖の方向へ


冬季、知床峠から羅臼へ向かう道は閉鎖される







先ほどの分岐から知床五湖方面へ。この区間の道路は真っ白な雪で美しい。青いオホーツク海も美しい。でも本当は真っ白な氷に覆われている海であってほしかった。途中でキタキツネも。冬は毛並みが美しい


岩尾別ユースホステル付近にゲートがある。冬季は通行止めで、知床五湖方面にはこれ以上行けない


岩尾別付近から見たオホーツク海




知床自然センターの駐車場にある案内図。知床自然センターは改装工事が行われていた。流氷定点観測の写真が並べられていたが、半月前の2月3日に少しだけ接岸しているだけで、連日接岸していないことがわかる



少しだけ流氷の一部がちぎれて?浮いているようなところはある



知床世界遺産センター



流氷ウォークというツアーがある。ドライスーツを着用して、流氷の上を歩いたり、薄い氷の上をはって横切ったり、氷の間の海にプカプカ浮いたりすることができる。そういう遊びができる楽しいツアーである。昔はこのようなツアーは無かった。
流氷は危険なので絶対に氷の上に乗ったりするなというのは、昔も今も変わらない。しかしこのツアーではドライスーツ着用と約束事を守ることによって、流氷を違った角度から楽しむことができる。
4年前に一度体験してからは、ぜひまたいつかやってみたいと思っていた。今回の旅行の楽しみのひとつであったが、残念ながら流氷が接岸していないので断念していた。
ということであきらめていたが、流氷が接岸していないのにツアーが催行されていた!どうやって?と不思議に思って見に行ってみた。かろうじて岸に残っている小さな氷を使っていたのでびっくりした






オーロラファンタジーに行ってみた。土曜日ということもあり観客も多い。風もほとんどなくレーザー光が漂う煙にうまく映し出され、幻想的な雰囲気を作り上げていた(最後の写真はクリオネ)。
想像していた以上に感動はあった。以前見たときの記憶はなんだったのか。今シーズンで終わりとのことであるが、継続されてきた関係者のご努力が感じられた。来年以降は違う形でも継続してもらいたいと思った

(つづく)