このタイトルにある大宰府と熊本電鉄との間には全く関連性がないが、この週末での主要な訪問先ということであえてタイトルにした。
主目的は熊本電鉄の5000系電車に乗ること。それと併せて、福岡県の大宰府にある九州国立博物館に行ってみたというものである。
5000系は「青ガエル」の愛称で親しまれ、かつては東急電鉄で走っていた車両である。その後車両は全国各地の私鉄に売却されたが、現在では熊本電鉄にのみこの車両が残存している状況であった。
熊本電鉄が1985年に6両購入。そのうちの最後の1両(1957製造)が日曜日限定で上熊本駅と北熊本駅間の3.4kmを往復している。しかしいよいよこの2月14日に廃止となる。老朽化を理由にしたものである。
私鉄はさほど興味はないが、ローカル私鉄の昭和レトロな鉄道風景は大好きである。古い駅舎や鉄道車両など、いい雰囲気を出している。今回、東急時代の5000系が懐かしくて訪問したのではない。東急沿線とは縁もなく育ってきた。ただローカル私鉄に残る古めかしい昭和の車両がまた一つ消えていくことになり、その記録によって自分の中にとどめておきたいと思った。併せて、熊本電鉄全線に乗車した。
熊本へ行ったが、熊本空港への往復ではなく、福岡空港往復とした。今回は久しぶりにANAの特典航空券を使ったため、往復の交通費はかからなかった。しかし特典航空券はあまりいい時刻の飛行機がないこともあり、フレックスタイムを使って羽田17時発の便に乗る必要があった。多少の不安はあったが、出発当日は何とか突発的な業務も入ることなく予定通りに行動に移すことができた。
写真を残しておく。新しいデジカメでの初めての撮影となった。
羽田空港。飛行機の窓から撮影
太宰府天満宮への参道。確か3度目の訪問になると思う。太鼓橋やご本殿の写真は人の写り込みが多くここには掲載していない
麒麟像
梅ケ枝餅を販売するお店は無数にあるが、境内にある土産物屋の食堂で、お茶と一緒に梅ケ枝餅をいただいた
博物館の正面から。日本で4番目の国立博物館として2005年に開館している(開館10周年)。用地17万m2のうち、14万m2を大宰府天満宮が寄贈したとのこと。
4階の文化交流展示室にある超高精細8Kスーパーハイビジョン映像による320インチ大画面は迫力がある。全国でここだけらしい。「神やどる島 宗像 沖ノ島」の映像が流されていた
太宰府天満宮の案内所に掲げてあった境内の案内図
中世の大鳥居付近。参道も境内もかなり賑わっていたが、人がいないタイミングで撮影。ここだけ梅が咲いていた
その夜は博多の水炊き(鶏鍋)のお店に行った。大名にある岩戸屋というお店。水炊きにしてはリーズナブル。これまでにも何度か電話したがいつも満席だった。人気店のひとつである
翌日は朝から熊本へ。下記の時刻で訪問した。
[JR]
博多9:32(さくら543)10:10熊本10:32−10:35上熊本
[熊本電鉄]
上熊本10:50−11:21御代志11:41−12:07藤崎宮前12:25−12:31北熊本13:32−13:41上熊本
[JR]
上熊本14:01−14:04熊本14:28(さくら558)15:05博多
熊本駅では上熊本へ行く電車に乗るまで少し時間があったので、出発待ちの「A列車で行こう」を見に行った
上熊本へはこの電車に乗った
熊本電鉄藤崎線の藤崎宮駅
北熊本駅で約1時間滞在。数年前に車でこの駅に立ち寄ったことがあるが、電車に乗って訪れたのは今回が初めてである
上熊本駅の5000系。これが見納め・・・
上熊本から博多へ
帰りの飛行機。B777-200
【2016年2月5日(金)〜2016年2月7日(日)に訪問]