旅の途上で

私の旅の記録です

世界遺産になる前に②(大牟田市の三池炭鉱関連)

島原半島多比良港から熊本県長洲町の長洲港までカーフェリーで渡り、三池炭鉱関連施設を見て回ることにした。半日しかなかったので思ったほどまわれず、残りは次の機会に持ち越した。








雲仙温泉から国道389号を海岸まで一気に走り、長崎県多比良町の多比良港へ。正午前の有明フェリーで対岸の熊本県長洲町の長洲港へ渡る




福岡県の大牟田市に入り、始めに立寄ったのは三池港にある旧長崎税関三池税関支署。大牟田市のシルバーセンターのボランティアの方に案内をしていただいた


すぐ隣には旧三池炭鉱専用鉄道敷跡の一部がある







少し移動して、三池港閘門へ。ここでもボランティアの方が親切に案内いただいた。次はどこに行くのかと聞かれ、特に決めていないことを話した。近くにある三川坑が、これまで公開していなかったが施設見学できるということなので立ち寄ることにした


観光マップ














三川坑(旧三井石炭鉱業の三池鉱業所)。ここでは過去にこの炭鉱で働いていたというボランティアの方に案内してもらった。なんとも言えない廃墟であるが、当時のことを考えると、これがまさに貴重な近代化産業遺産だと言える。
この三川坑は本格的な海底炭鉱の開発のために築かれ、三池炭鉱の主力坑だったらしい。西向きに海の底へ約2キロ2本の斜坑が掘られている。この炭鉱は昭和38年に史上最大級の炭鉱事故が発生した悲しい歴史をもつ



隣接する旧三池港倶楽部(市指定有形文化財)。ここはレストランや結婚式場があり、隣の敷地とは対照的である




大牟田市石炭産業科学館。立派な資料館である。地下400mの坑内を再現した模擬坑道があるなど展示方法に工夫がある。
今回はもう時間切れで福岡空港へ戻ることにしたが、次の機会には、今回行けなかった宮原坑、万田坑などを一日かけて見てまわりたい


福岡空港

[2015年6月20日(土)〜6月21日(日)に訪問]