旅の途上で

私の旅の記録です

秋田の冬の祭りを訪ねて

随分前から一度は秋田県横手市かまくら祭に行ってみたいと思っていたが、この冬ようやく実現することができた。金曜の夕方、外出先からそのまま羽田に行って秋田行きの飛行機に間に合わせた。
横手の雪まつりかまくら」は約420年の歴史がある小正月の行事とのこと。会場は市内中心地で開催されている。会場は4,5か所に分散していて、少し離れた木戸五郎兵衛神社でも見られる。1泊目は秋田空港から比較的近い角館に宿泊。2泊目は横手市の会場付近に宿泊したかったが、旅行を決めたのが遅かったこともあり宿が空いておらず、横手駅から奥羽本線を少し南下した小さな駅近くにある温泉宿とした。
今回は「かまくら」が主目的で訪問したが、現地に行ってから知ったことも多く、短期間ながら非常に充実した旅行となった。下調べはそこそこで、現地で情報収集して行動することは楽しい。ときには非効率であるが、それが旅の醍醐味というものだろう。


秋田空港へ到着。なまはげが迎えてくれた


間に合えば、事前に調べていた角館にあるきりたんぽ鍋の専門店に行きたかったが、飛行機の出発が少し遅れたことや、そのお店の閉店時間も早かったため断念。土間人という店できりたんぽ鍋を食べることはできた。それにしても地酒を飲みながらの鍋はいい。


早朝の角館駅


角館駅の改札越しに見る「こまち」。白い雪に赤色が映えていた


宿の駐車場に止めていたレンタカー。一晩でかなり積もっていた。晴天に新雪は美しい


知らなかったが、ここ角館には「火振りかまくら」というのがあるらしい。今夜も開催だが、残念ながら横手市かまくらに行かねばならない








角館の武家屋敷。最近では昨年の夏に訪問している(2014年8月12日)。冬の積雪している風景も美しい



横手市へ向かう途中。北国らしい





途中通過した町(仙北郡美郷町六郷)でもかまくらがあった。湧水の町ということで、水源を探して車を走らせていると、たまたま通りかかった。六郷のかまくらは、「天筆かまくら」ともいい国の重要無形民俗文化財として指定されているらしい。横手のかまくらに代表されるような、雪洞に神棚があってお酒やお餅をふるまってくれるかまくらとは全く違うようである。お祭りの最後は、南北に別れた男たちが長い青竹で打ち合いをする激しさがあるらしい。いつかは見てみたい祭である。本屋さんの看板の写真は、何かなつかしい気がして撮影した。最近は見なくなったような



JR横手駅。以前(2011年8月10日)この駅に来たときはまだ工事中だった。1階にある観光案内所はかまくらの時期ということもあり結構賑わっていた。横手やきそばの案内版もあった


多くの焼きそば屋の中で、選んだお店のやきそば





横手のかまくらの拠点エリアにあるかまくら館と、その周辺の様子。かまくらの形がイメージしていたものと違っていた。もっと丸みがあると思っていたが・・・








木戸五郎兵衛神社エリアのかまくら。ここのかまくらの形は少しイメージに近い






夕方いったん宿にチェックイン。車を置いてから改めて横手駅に向かった。お酒を飲みたかったので、少し面倒だが宿の最寄駅から鉄道を使って往復した。写真は宿の最寄駅から横手駅まで


横手駅構内に貼られていたポスター。トワイライトエクスプレス北陸新幹線。別れと出会いの時期が近づく



横手駅前のかまくら。JR横手駅の方々による製作?


みそきりたんぽ。美味そうだったのでつい買ってしまった


無料の循環バス。何台かのバスが会場を順番に回っている。しかしこの大きさのバスでは少し追いつかない


蛇の崎のミニかまくら。蛇の崎という名前の橋から見おろせる。河川敷の無数のミニかまくらは幻想的。横手市の中学校の生徒たちで作ったらしい。すぐそばまで行ってみた




二葉町かまくら通り。ここのかまくらが一番雰囲気的に良かったかも知れない


横手駅から帰る前に、少しだけ立寄った横手駅前のかまくら。お餅をご馳走になった


宿の最寄駅に到着















「犬っこまつり」というのが湯沢市で開催されているということを知り、翌日行ってみた。愛犬を連れてきた人たちがたくさんいる。犬の形をした雪像もたくさんあって面白かった。歴史はあるらしい






秋田空港に戻る前、もう一か所立ち寄った。横手市の増田という伝統的建造物群保存地区である。規模はそれ程でもないが随所に歴史的建造物がある。快晴の中、古い建物と雪景色が似合っている


秋田空港で、なまはげがお見送り


さっきの犬っこまつりの会場で買った地酒。ちょっと高かったが美味い。雲の上で旅行の最後を締めくくった

[2015年2月13日(木)〜2月15日(日)に訪問]