旅の途上で

私の旅の記録です

鹿児島県の離島へ(トカラ列島、奄美群島)①(全4回)

<はじめに>
島に興味を持ち出したのはそれほど昔からではない。2007年の5月連休に沖縄の離島に行ったのが最初である。
なぜか日本の国の端っこに行こうと思い立った年である。与那国島波照間島のどちらに行くべきか迷ったが、先に与那国島へ行くことにした。羽田から那覇経由で日本最西端の与那国島を目指した。目的を果たしたあとは石垣島竹富島に立寄って帰ってきた(それ以前の沖縄訪問は、2006年1月に沖縄本島を土日の1泊で行ったきりで、それも沖縄の離島には行っていない。)。
その後、同じ年の8月に一般人が訪問できる東京都の最南端の島である小笠原諸島の父島と母島にも初めて訪問した。
このように日本の端っこの島に行ったことがきっかけで、離島の魅力に気づくことができた。2007年は日本の島に興味を持ち始めた年であるといえる。

この2014年のGWに鹿児島の離島を訪問した。大きく2つの目的があった。ひとつは島に興味を持ち始める「トカラ列島」に行ってみたかったこと。それともうひとつは「徳之島」の闘牛を見たかったことである。

トカラ列島というのを初めて聞いたときはどこにある島かわからなかった。地図で確かめると鹿児島県にあることがわかり、意外と近いかなと思った。しかしよくよく調べてみると日本で最も訪問しにくい島々のひとつであることがわかった。そういう島こそいつかは行きたいなと思った。
トカラとカタカナで表記されることも多いが漢字がある。とても書くことができない難しい漢字である。それにしてもなんと魅力的な名前だろうか。パソコンの文字変換でも出てこないので、ここではカタカナのトカラで進めたい。

この「トカラ列島」と「徳之島」以外に、経由地としての奄美大島と、初めての喜界島にも訪問した。

<行程>
4/27:羽田発13:55(ANA)→鹿児島、レンタカーで霧島へ[霧島温泉泊]
4/28:方向が違うが霧島→知覧へ。夜は鹿児島市内で食事の後、鹿児島港23:00出港の「フェリーとしま」に乗船[船中泊]
4/29:トカラの島々を船の上から望む(下船なし)。奄美大島(名瀬)に14:30入港予定が17時に遅延。名瀬21:50出港「フェリーあまみ」に乗船し、24:00前に喜界島で下船[喜界島泊]
4/30:レンタカーで喜界島をまわる[喜界島泊]
5/1:レンタカーで喜界島をまわる[喜界島泊]
5/2:喜界島6:00出港「フェリーきかい」で奄美大島(名瀬)へ。レンタカーで奄美大島の一部をまわる[名瀬泊]
5/3:奄美大島(名瀬)5:50出港「クイーンコーラルプラス」で徳之島(亀徳)へ。9:30頃に徳之島(亀徳)で下船。レンタカーで徳之島をまわる[徳之島泊]
5/4:レンタカーで徳之島をまわる。念願の闘牛観戦[徳之島泊]
5/5:徳之島(亀徳)9:40出港。沖縄本島那覇)19:00入港[那覇泊]
5/6:沖縄(那覇)発8:05(ANA)→羽田へ

<鹿児島港からの出港前まで>
トカラ列島行きフェリーの出港時間は月曜夜の23時だが、その前日の午後に鹿児島入りした。目的は大きく2つ。霧島で地鶏を食べて温泉宿に泊まること。知覧の知覧特攻平和会館に行くこと。霧島は鹿児島空港からも近く、これまでも数えきれないほど訪問している。知覧特攻平和会館も4、5回は行っているだろうか。どちらもたまに行きたくなるところであり、今回もトカラ列島へ行く前に立寄ることにした。


以下に写真にコメントをつけて残しておく。


偶然にも羽田空港ANA FESTA」(ANA系のお土産屋?)で航空写真家ルーク・オザワ氏のサイン会に出くわした。この写真はポスターだが、B747の写真集の販売とその写真集へのサイン会を行っていた。すでにこの写真集は街中の書店で買っていた。ここでもう一冊買ってサインを貰おうかなとも考えたが、15人程度並んでいて時間も無かったので断念した。それにしても本当に素晴らしい写真が多い。


初めてアップグレードポイント(4ポイント)を使って、プレミアムクラスに変更してみた。短時間ならもったいないが、鹿児島までの時間ならいいかと思った。昼食の時間帯は過ぎていたが軽食が出た。鹿児島空港到着後はレンタカーの運転なので、残念ながらアルコールは飲めない。ちなみに787型機だったのでシートは最新型で快適だった。


もうすぐ到着




霧島に来たときは、この地鶏のお店(「みやま本舗 霧島店)か、少し離れているが黒豚のお店に行くようにしている。この地鶏のお店はちょっとわかりにくいところにあるが、結構お気に入りである。鹿児島中央駅の構内など鹿児島県内にいくつかの店舗を出している。




JR肥薩線嘉例川駅1903年に開業し、その駅舎は登録有形文化財に登録されている。近年有名になり観光列車が停車したり、大型の駐車場が駅近くにできたりしている。このように少ないながらもJR九州には他のJRに比べて古い駅舎が残っている。JR九州には、お金をかけたデザインや色に凝った列車が多いが、意外と駅舎の改築にはお金をかけていないのではと思われる。その結果としていい財産が残っている。


日帰り入浴した温泉宿。前から気になっていた「旅行人山荘」である。日帰り入浴開始時間直後だったようで誰もいなかった。適度に硫黄臭のする素晴らしい温泉であり、次は宿泊してみたいと思った。日帰り入浴料金は500円だったような。


知覧特攻平和会館
時間の許す限り遺書を読ませてもらっている。やはり母親あての遺書が多いと感じる。


駐車場にある大きな急須。知覧茶が有名である。
ペットボトルであるが、アンテナショップを除き、鹿児島でしか買えない「かごしま知覧茶」(薩摩酒造)はおいしい。


鹿児島の繁華街である天文館にあるお店。

(次回へつづく)