旅の途上で

私の旅の記録です

ケガの直後の年末年始旅行(北海道・十勝方面)

今回の年末年始も温泉宿で年を越すことにしていた。しかし実現するまで二転三転した。記憶が薄れていくので、今回は特に自分自身の記録のために残しておく。

 

当初、年末年始の2泊(12/31、1/1)は山形県赤倉温泉の温泉宿を予約していた。その後、行先を変更。全く違う場所だが北海道の帯広市近郊の町にある温泉宿で連泊することにした。

それに伴い、旅行計画の全体像として、前半をJR北海道のローカル線に乗る鉄道旅行とし、後半を温泉宿でのんびりすることに決めた。

 

北海道に入るために、年末の12/28の仕事最終日(仕事納め)の夜に伊丹空港から最終便で青森空港へ行き、青森市内で宿泊した翌朝に新幹線で北海道へ入ることにした(新青森新函館北斗)。早速、飛行機のチケットを購入し青森のホテルもおさえた。

その後(まだ出発までに一か月以上あった頃であるが)、仕事が終わってから一旦自宅に帰って空港に行くには、時間的に無理があるのではないかと思い始め、飛行機のチケットや宿の予約をキャンセルし、新幹線で移動することにした(新大阪→東京→仙台→新函館北斗)。

12/29は年末帰省が始まる混雑が予想される日であるが、仕事の関係で、一か月前10時のJR指定席券発売時間に切符を買いに行けそうになかった。そのため、12/28は新大阪→東京→仙台まで移動しておき、翌朝12/29に仙台→新函館北斗へ移動することにした。東京まで移動しておくことも考えたが、12/29の東京→新函館北斗の切符は東京から東北方面の帰省客が多く確保することが難しく、仙台→新函館北斗の方が買いやすいのではないかと思ったからである。

その12/28の東京→仙台は最終の新幹線。それに乗るための新大阪→東京は、東京駅で12分の乗換時間の新幹線にしたが、少しでも早められるならと思い、「エクスプレス予約」での購入としておいた。

 

北海道のローカル線は、函館本線(長万部倶知安~小樽~札幌)、留萌本線(深川~留萌)、根室本線(東鹿越~新得)に乗ることである。何度も乗ってきた路線だが、留萌本線は、石狩沼田~留萌間がこの3月に廃止が早まり、最後の冬の運行になる。函館本線北海道新幹線開通よりも前倒しで、並行在来線3セク化ではなく廃止を関係自治体も容認している。既に倶知安駅は新幹線駅となる関係で随分工事が進んでいるとのことなので今行っておく必要があると考えている。根室本線は北海道で最長の路線であるが、災害による代行バスで運行されている東鹿越~新得の間が廃止される。自分の知る限りではその時期は未定と思っているが、そう遠くはないと思われる。

 

<旅行計画>

1日目:新大阪18:57(のぞみ174)21:24東京21:36(はやぶさ47)23:06仙台

2日目:仙台6:40(はやぶさ95)10:01新函館北斗10:23(北斗7)11:33長万部13:29ー15:02倶知安16:45ー18:04小樽ー札幌

3日目:札幌6:35(ライラック1)7:40深川7:59-8:55留萌12:18ー13:13深川 

  • 深川14:10-14:28滝川15:38ー17:32東鹿越17:37(代行バス)18:46新得19:00-19:55帯広
  • 深川14:06(カムイ17)14:25旭川14:33ー15:05美瑛16:07ー16:43富良野
  • 深川14:06(カムイ17)14:25旭川15:33ー16:43富良野 ※①②③のいずれか選択

富良野16:48ー17:32東鹿越17:37(代行バス)18:46新得19:00-19:55帯広

4日目、5日目:温泉宿

6日目:然別→帯広12:57(おおぞら6)15:38札幌→千歳

7日目:千歳ー新千歳空港・新千歳8:25(ANA772)10:25伊丹

 

 

12/28当日の夕方、1本早い新幹線に乗れそうだったので、時間を繰り上げた。職場から自宅に戻り、駅へ向かおうとしたところ、だんだん時間が無くなっていることが分り、少し焦り始めていた。

新大阪駅に着くと殆ど時間が無かった。新幹線の改札を通り、改札近くのホームへの階段を重い大きな荷物を持って駆け上った。その時に足が付いてこれず?、荷物を持ったままの状態で、前にそのまま倒れてしまった。

救急車で運ばれてしまう事態となり、楽しみにしていた年末年始の旅行は中止せざるを得なくなった。

 

額に約7センチの傷ができ13針縫ったが、頭のCT撮影でも異常無かった。2日間過ごしても傷口の痛みや違う部分での傷みなども無さそうだった。次に病院に行くのは1/4の朝一番である。すぐに病院に行かねばならないということは無さそうである。それなら自宅に居ても出かけても何も変わらないのではという気分が高まり、予定していた年末年始旅行の後半部分から行くことを考え始めた。12/30に、12/31の伊丹→新千歳のチケットを購入し、千歳→帯広、帯広→千歳の切符を“一応”購入した。飛行機は12/31にむしろ空席が有った。JRの南千歳→帯広(南千歳11:05(とかち3)13:12帯広)は、普通車指定席とグリーン席も満席でグリーン1席のみ空いていたのと、帯広→千歳(帯広12:57(おおぞら6)15:38札幌)は、12/30時点では空きが無かったが、12/31当日朝にキャンセルがたまたま出たので購入できたという感じであった。新千歳→伊丹のチケットは既に購入している。“一応”購入としたのは最終決断を12/31朝の出発時点としていたからである。

とはいうものの、自分の気持ち的には既に行く気にはなっていたと思われる。当日朝、傷口には気を付けながらおとなしく行くことにした。お金をかけて、ひょっとしてケガの痛みが出てくるかもなどのリスクもある中で、そこまでしていく自分はいったい何なんだろうと思いつつ・・・。

 

ということで、今回の年末年始旅行はこれまでになく行程変更をしたり、自分にとって過去最大級のトラブルに見舞われたりした中で実現した旅行となった。今後残るであろう額の傷跡は、このときの出来事を忘れさせることは無いだろう。読んでいて面白くない内容だが、改めて自分の記録と言うことで残しておく。

早朝の伊丹空港に到着

機内誌「翼の王国」は昨年10月号から元々のB5版の大きさに戻り、この12月号は70周年記念号ということで分厚くなっていた。また発行部数も多いようだ。基本的にはWEBに置き換えられていて、機内で冊子版が欲しいと言って入手していたが、ここ2,3ヶ月はこの棚だけでなく、ラウンジにも多くの部数を置いている空港がある。結局全てをWEBに置き換えきれなかったのだろう。ちなみに自分は冊子派である

伊丹空港の朝。穏やかな天気である

遠くに富士山が見える

北アルプスの上空を飛ぶ

新千歳空港着陸直前。北側から侵入。千歳の街と、遠くに樽前山と風不死岳

新千歳空港→南千歳へ移動し、特急「とかち3」に乗り換え

新千歳空港の改札横の売店は年末で閉まっていた。ホームに降りると仮設駅弁屋さんがあり、購入しておいた。久しぶりの駅弁

この日の午後は満席で、グリーンが1席空いていた。3列シートとは思わなかった。やはり快適

帯広駅に到着

帯広駅の南口側

滞在中の酒やつまみを買うために立ち寄った地元のスーパー。このスーパーでは「デンプンせんべい」が売られていた。道内のスーパーに立ち寄って「デンプンせんべい」を探すことも多いが、売っているエリアとそうでないところがあり、売っていると嬉しく思う

柳月のスイートピア・ガーデン

駒場の白樺並木

夕暮れの景色

連泊中の宿で見たテレビニュース。そうか、納沙布岬での初日の出も良いなと感じた。いつか行こう

帯広駅発の列車まで時間が有ったので旧広尾線幸福駅と愛国駅へ行くことにした。帯広方面に来るとたいてい立ち寄る

幸福駅跡。ピンクの切符模様の大きな紙が貼られた駅舎は当時のものではない。閉まっているが、駅前の「愛国から幸福ゆき」の切符を売っているお土産物屋さんは昔からそのまま。廃止になった今でも訪問した日付けの硬券切符を作ってくれるが、廃止日付のものなども置いている。不思議なお土産物屋さん

幸福駅から旧愛国駅へ移動

旧愛国駅。当時と変わらず。ちなみに、この駅と旧幸福駅との間にある旧大正駅は当時の駅舎は無く公園化している

駅前のお土産物屋さんの隣に置いている貨車(車掌車)はボロボロで放置されている。悲しい姿であるが、学生時代、オートバイでのツーリング中に立ち寄った時は、この中が鉄道部品のショップになっていて、部品がたくさん売られていた。号車板だけ買った記憶があるが、今思えばもっとよく見て買っておけば良かったと思う

旧愛国駅舎内部

青い幌がかかっているのは9600型蒸気機関車「19671」

帯広駅の北側

駅構内にあった豚丼のお店に入った。特急「おおぞら」の出発時間までちょっとギリギリか大丈夫か分からない中途半端な時間で迷ったが入ることにした。また慌ててコケることが無いよう、もったいないが少しだけ時間に余裕を残して、ご飯を半分食べただけでお店を出た。ちなみに写真の豚丼は豚肉4枚でタレがご飯にかかって美味しかったと思うが、時間が気になってあまり味わった気がしなかった

翌日の新千歳発の飛行機の出発時間が早かったので、この日の宿泊は札幌ではなく千歳にしていた。一度チェックインして荷物を置いてから札幌へ向かった

札幌駅

この年末年始は随分外国人も多かった。どこのお店も並ばないと入れないと思っていたので、帯広から札幌着の切符が取れて訪問出来る時間が分かった時点で、予約しやすいサッポロビール園の予約をしていた。

札幌駅は工事中で、良く立ち寄る駅構内の書店「札幌弘栄堂書店」も無くなっていた。北海道関係の本が充実していたので残念

札幌駅と駅前通りのイルミネーション

食事をして、JRタワー三省堂書店札幌店に寄ってから、千歳へ戻る

翌朝の千歳駅。新千歳へ向かう列車に乗る人が意外に多かった。同じ考えなのだろう。早朝発の飛行機に乗るなら千歳泊が良い

新千歳空港

[2022年12月31日(土)~2023年1月3日(火)]