旅の途上で

私の旅の記録です

もうひとつの最南端(都井岬から佐多岬へ)

子供の頃に見た写真。海を見下ろす草原で草を食む馬の写真。この馬は御崎馬と呼ばれ純粋な日本在来馬として天然記念物に指定されているらしい。そこは宮崎県の都井岬というところ。いつかは行ってみたいと思っていた。それともうひとつ。少し(実際走ると遠い)南下したところには九州最南端の佐多岬がある。この岬にも行ったことがなかった。
今年の正月に、今年の旅行のテーマを「今まで行ったことのないところへできるだけ行こう」と決めていた。そのひとつを実現させようという思いで、この岬をめぐる春の九州最南端の小旅行を実行した。

行程は次のとおりである。
羽田空港宮崎空港→(レンタカー:日南海岸飫肥都井岬佐多岬桜島)→鹿児島中央駅→博多・福岡空港羽田空港
何枚かの写真にコメントをつけて残しておきたい。


今回でスイートチェックインの利用も最後になるかなと思い、写真を撮っておいた



搭乗口は502。ここからバスに乗って移動。ソラシドエアーである


宮崎空港。この空港の利用は2度目か3度目?


宮崎空港でレンタカーを借りて日南海岸を南下。宮崎市内の街路樹はヤシの一種「ワシントニアパーム」が長距離にわたり素晴らしい



途中にあった南国らしい開放的な駅「こどものくに」


途中立ち寄ったコンビニの駐車場近くからの青島


コンビニのお酒のコーナー。地元宮崎の芋焼酎「霧島」「木挽」が多い










鵜戸神宮。近くを通っても立ち寄ることがなかったが、今回立ち寄ってみたところ、かなり見ごたえのある神社だった



JR日南線飫肥駅。おびと読む。この日南線宮崎駅から志布志駅までのローカル線であるが、自分自身のJR完全踏破の最終路線にすることを決めている。今回は鉄道利用ではないが、次回このあたりに来るときはお祝いの日になるかも知れない



おび天の老舗







飫肥城付近



途中立ち寄った日南市の南郷駅。たまたま停車中のジョイフルトレイン「海千山千



中通りかかった石波海岸。美しいと思って立ち止まったら、日本の渚百選の看板があった


都井岬へ向かう道。こんなに狭い道にもパームツリーが植えられている





都井岬。小さい頃から見ていた都井岬の馬に会った。でもこのあと、この日はあまり見ることができず、絵葉書や写真でみるような「海を見下ろす草原の馬」に出会うことはなかった







日南線の終着駅、志布志駅。全国のJR線完全乗車の最終路線として終着駅まで乗車して、「これが志布志駅か!」と感動したかったが、先に駅を見てしまった!
無人駅であるが、志布志市の観光案内所が併設


志布志駅近くの公園に静態保存してあった蒸気機関車志布志駅からさらに方向の違う2路線がつながっていたが、どちらも1987年(昭和62年)3月に廃止されている。一つは志布志線で都城方面へ、もう一つは大隅線で鹿屋を経由して国分方面へ。その路線の名残として保存されているもの




佐多岬へ向かう途中に「魔王」の酒蔵があった。森伊蔵、村尾と並び称せらる芋焼酎である。近くのスーパーでも魔王が正規料金で売られていた



もうすぐ九州最南端の佐多岬。本土最南端という言い方が少し気になるが・・・









佐多岬に到達。感慨深いものがある。初めてやって来た。ただし、工事中で先端近くまで行けず。岬の手前の駐車場に車を置き、無料のピストンマイクロバスで往復する


本土最南端らしい。大泊という郵便局


宗谷岬までの標識。どのルートを通って2,700キロかはわからない


佐多岬まで往復した錦江湾沿いの道は、天気があまり良くなかったので、対岸が見えなかった。この時、うっすらと見えた開聞岳


菜の花畑が美しい




雄川の滝の上流展望所。上からの滝の様子も良かったが、下からみる滝付近の様子は素晴らしいらしい。駐車場から滝つぼまで、1,200m歩くらしい。滝つぼの水の色が素晴らしいという話なので訪問することも考えたが、天気もあまり良くなかったので断念した。晴と曇りでは水の色が違うと思ったので、どうせ1,200m歩いて見に行くなら天気のいい日にしたい。次回また来ようと思った







JAXA内之浦宇宙空間観測所


志布志市埋蔵文化財センターで開催されていた旧志布志線、旧大隅線の展示を見に行った。いくつか貴重な鉄道部品も展示されていたが、なぜか撮影禁止だった





志布志から鹿屋経由で桜島へ。途中立ち寄った古里温泉。この温泉地にはかつては有名な宿もあったが、そこも含めて何件かのホテルが廃墟になってしまっている。このホテルは開業していて、今回2度目?の日帰り入浴。温泉そのものやロケーションは気に入っている






桜島フェリーに乗るまで大渋滞で驚いた。下から2枚目の渋滞が港まで大きく迂回して続いている





桜島を離れ、鹿児島港へ。船内にある蕎麦屋は有名


この夜の食事は鹿児島中央駅近くの黒豚しゃぶしゃぶの店「六白亭」。どこの店も予約などで空いておらず、この店でも少し待つことになった



鹿児島中央駅へ。駅構内にある「ざぼんラーメン」。ここのチャーシュー炒飯が好きで、お腹が一杯だったが、瓶ビールとともに、また食べてしまった


さつまあげのお店はたくさんあるが、このいちき串木野にお店がある「勘場蒲鉾」のつけあげを買うことが多い




鹿児島空港からではなく、福岡経由で帰ることにしていたので、九州新幹線で博多へ向かった




福岡市内の焼き鳥屋「信秀本店」には何度か行っているが、残念ながらこの日は休み。近くの上川端商店街でさがし歩いて見つけたお店に入った。なかなか良かった





中洲川端駅から福岡空港駅へ。福岡空港は誘導路の拡幅工事中で、いつも地下鉄改札口を出てからターミナルビルに昇るエスカレータ無くなっていた。空港内も随分変わっていた

[2017年3月18日(土)〜3月20日(月・祝)に訪問]